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ローソンがシネコン3位「ユナイテッド・シネマ」を子会社化

ライブビューイング強化やHMV/ローソン相互送客など

 ローソンは、シネマコンプレックスを運営するユナイテッド・シネマの持株会社ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス(UEH)の株式を、アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合のファンドから取得。ローソン傘下でユナイテッド・シネマの映画館事業を展開する。

 ローソン子会社のローソンHMVエンタテインメント(LHE)の子会社として新会社ローソンHMVエンタテインメント・ユナイテッドシネマ・ホールディングス(LHE-UC)を設立。LHE-UCを通じてUEHの株式を取得し、映画館事業を運営する。株式譲渡の完了は8月28日を予定している。

 ローソンのエンタテインメント関連サービスは、LHEが「CDやDVD、本、ライブチケットを全てワンストップで提供する」を目標に展開。チケット事業では流通高No.1に、CD/DVDを中心とした物販事業はHMV/Loppiで、ローソンとのシナジーを活かした差別化を行なっているが、業界3位で、全国36箇所/331スクリーンの映画館を展開するユナイテッド・シネマの子会社化により、「総合エンタメ流通企業としてコンテンツホルダーへのサービス強化を図る」としている。

 具体的には映画コンテンツとのタイアップによる、ローソン、HMV、EC,映画との相互送客や、ポイントサービス「Ponta」の6,400万会員への特典提供などでの動員、ライブビューイングやイベント、ミニライブによる稼働率向上、映画館でのローソン、LHE商品販売などを計画している。

(臼田勤哉)