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Unique Melody、BAドライバ×12の「MASON」など初のユニバーサルイヤフォン

 ミックスウェーブは、カスタムIEM(オーダーメイドイヤフォン)の有力メーカー「Unique Melody」が初めて手がけるユニバーサル(市販)イヤフォンを10月25日より発売する。12基のバランスド・アーマチュアドライバを搭載した「MASON」と、BA+ダイナミックの5ドライバ「MAVERICK」の2製品で展開し、価格はオープンプライス。店頭予想価格はMASONが13万円前後、MAVERICKが103,000円前後。

MASON

 Unique Melody初となるユニバーサルモデルのイヤフォン。ミックスウェーブのスタッフがUnique Melodyのラボに訪れて完成させたため、元々のメーカー色とは音の傾向が異なるモデルとなっており、販売も日本限定となる。

12ドライバのフラッグシップ「MASON」

 MASON(メイソン)は、12基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバを使用したフラッグシップイヤフォン。ドライバ配置は、Low×4、Mid×4、High×4で、小型ドライバの採用により、筐体の大型化を抑えている。

MASON
ケース

 シェルは3Dプリンティングシステムにより製造。シェルカラーは光の当たり方によって変化し、日の当たるところでは紺鉄のような藍色、暗いところでは黒にみえるという。3ウェイクロスオーバーを内蔵し、周波数特性は20Hz~20kHz、入力感度は110dB/1mW、インピーダンスは22Ω。

 ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側のコネクタ部はUnique MelodyのカスタムIEMと同様に2ピン仕様。入力端子はステレオミニ。金属製のキャリングケースなどが付属する。

ハイブリッド型の「MAVERICK」

 MAVERICK(マーベリック)は、1つのダイナミック型ドライバと、4つのBAドライバの5ドライバから構成されるハイブリッド型イヤフォン。ドライバ構成は、Low×2(ダイナミック×1、BA×1)、Mid×1、High×2。

MAVERICK

 Unique MelodyのカスタムIMEのヒットモデル「MERIN」の開発経験を活かしたというユニバーサルモデル。同社初のダイナミックとBAのハイブリッド構成で、4ウェイクロスオーバーを採用する。

 シェルは3Dプリンティングシステムで製造。周波数特性は10Hz~19kHz、入力感度は111dB/1mW、インピーダンスは51Ω。ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側のコネクタ部は2ピン仕様。入力端子はステレオミニ。

(臼田勤哉)