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Panasonic、欧州で「4K Pro」テレビ発表。HDR対応4K映像エンジンとFirefox OS搭載
(2015/2/24 17:21)
パナソニックは、ドイツ・フランクフルトで23日~27日(現地時間)に行なわれている「Panasonic Convention 2015」において、「4K Studio Master Processor」により広色域表現やHDRに対応した4K対応テレビ「4K Pro」を発表。曲面(Curved)モデル「CR850シリーズ」と、フラットモデル「CX800シリーズ」を発売する。
新プロセッサ搭載の「4K Pro」テレビ、4KアップスケーリングBDプレーヤーなど
曲面のCR850シリーズは、65型「TX-65CR852B」と55型「TX-55CR852B」を用意。また、フラットのCX800シリーズは、65型「TX-65CX802B」、55型「TX-55CX802B」、50型「TX-50CX802B」、40型「TX-40CX802B」をラインナップする。
高輝度/広色域を実現する蛍光体を使ったパネルにより、デジタルシネマ規格のDCI色域98%をカバー。また、パナソニックハリウッド研究所(PHL)やプラズマテレビなどで培った高画質化技術を投入し、映画監督のビジョンに忠実な映像を表現するために開発したという独自の映像プロセッサ「4K Studio Master Processor」を搭載。ハイダイナミックレンジ(HDR)対応の動画コンテンツも忠実に再現できるとしている。
'15年モデルのうち、CR850/CR730/CX800/CX750/CX700/CX680シリーズは、Firefox OSと「my Home Screen 2.0」に対応することも発表された。Firefox OSを搭載することで、直感的に操作でき、カスタマイズも可能なユーザーインターフェイスを実現したとしており、ユーザーが視聴した番組に応じて最適なホーム画面を表示する「The Live TV Deck」や、テレビ用アプリにアクセスする「The Apps Deck」、スマホ/タブレット/BDプレーヤーなど連携する外部機器へ簡単にアクセスできるようにする「The Devices Deck」などが利用できる。
「Home Screen 2.0」では、新しい検索ツールが利用可能。インターネット動画サービスやWebサイト、テレビに接続された外部機器のコンテンツから、好みのものを見つけやすくしている。
さらに、新VIERAがDigital UKとFreeviewが提供するサービス「Freeview Play」に対応する最初のモデルとなることも発表された。Freeview Playは、テレビの見逃し/VOD視聴などのサービスや、放送中の番組から好みのコンテンツを探しやすくするというサービス。VIERA新モデルのうちCX680/CX700/CR730/CX802/CR852に対応する。
4Kアップスケーリング機能を備えたBlu-ray Discプレーヤー「DMP-BDT370」、「DMP-BDT270」などのモデルも発表。両モデルはフルHD解像度のBlu-rayをアップスケーリングして4K対応テレビに出力可能。2D-3D変換にも対応する。BDT370は4K JPEG写真表示も行なえる。両機種とも無線LAN内蔵でDLNAに対応。FLACを含むネットワークオーディオ再生も可能となっている。
AllPlay対応オーディオや、同軸ユニットのイヤフォンも
「Panasonic Convention 2015」に合わせ、オーディオ製品も発表。ハイレゾ対応CDミニコンポの新製品として、クアルコムのマルチルームスピーカー再生システム「AllPlay」やDLNA/AirPlayに搭載した「SC-PMX100」と「SC-PMX70」、同じくAllPlay対応のCDオーディオシステム「SC-ALL5CD」などを発表した。
また、ヘッドフォンでは、Bluetooth/NFC対応の40mm径ユニット搭載モデル「RP-BTD5」や、日本で'14年9月に発売した同軸デュアルドライバ搭載イヤフォン「RP-HJX20」なども発表した。