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パナソニック、同軸設計+DTS Headphone:X対応新イヤフォン
最大11.1ch対応、上位機「RP-HJX20」は実売1万円
(2014/9/26 15:28)
パナソニックは、DTS Headphone:Xに対応し、最大11.1chのサラウンドを楽しめるカナル型(耳栓型)イヤフォンとして「RP-HJX20」、「RP-HJX10」、「RP-RJX5」の3モデルを10月17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はRP-HJX20が1万円前後、RP-HJX10が7,000円前後、RP-HJX5が4,000円前後。
カラーはRP-HJX20がゴールド(-N)とブラック(-K)の2色、RP-HJX10がブラック(-K)/シルバー(-S)/フルブラック(-KB)の3色。RP-HJX5はブルー(-A)/ブラック(-K)/シルバー(-S)/レッド(-R)/グリーン(-G)の5色を用意する。
いずれもDTSによるヘッドフォン向けサラウンド技術「DTS Headphone:X」に対応したイヤフォン。DTS Headphone:Xは、ステレオヘッドフォンで最大11.1chのサラウンドを実現し、「自分の周りをスピーカーが取り巻いているかのように頭の外にサウンドが広がる」という音場再現を目指すもの。
DTS Headphone:Xの効果を楽しむためには、専用エンコードが行なわれたコンテンツと、対応アプリ「Music Live Powered by DTS Headphone:X」が必要。コンテンツは別売で、アプリの対応OSは、Android 4.1以降とiOS 7.0/7.1。
上位モデルの「RP-HJX20/HJX10」は同軸設計となる新開発「アキシャルデュアルドライバー」を搭載し、ドライバはダイナミック型。ドライバ径は、HJX20が13.5mm、HJX10が12mm。
アキシャルデュアルドライバーは、ボイスコイルとマグネットを1組配置する従来の構造と異なり、背面と前面にもう一組のボイスコイルとマグネットを配置することで振動板を精密かつ強力にドライブ。パワフルな重低音やレスポンスの向上を図るというもの。
HJX5は、振動板の前面にエキストラコントロール・マグネットを追加し、磁気回路内の磁束洩れを防ぎ、歪みを抑制。ドライバ経は12.5mm。
いずれも筐体の一部にアルミ素材を採用することで、振動や共振を抑え、大容量チャンバーを設けて低音再生能力を高めている。HJX20はハウジング全体がアルミの制振アルミハウジング、HJX10は制振アルミオーナメント、HJX5は制振アルミリングを採用している。
イヤーピースは専用設計でロングポート対応。高い気密性で音漏れを軽減し、XS/S/M/Lの4サイズを用意。ケーブルは1.2mでプラグ部は24金メッキL字型のステレオミニ。再生周波数帯域はHJX20が4Hz~35kHz、HJX10が4Hz~30kHz、HJX5が5Hz~25kHzとなる。HJX20にはキャリングケースが、HJX10/5にはキャリングポーチが付属する。
品番 | RP-HJX20 | RP-HJX10 | RP-HJX5 |
---|---|---|---|
ドライバ径 | 13.5mm | 12.5mm | 12.0mm |
インピーダンス | 26Ω | 26Ω | 16Ω |
音圧感度 | 103dB/mW | 104dB/mW | 103dB/mW |
最大入力 | 150mW | 150mW | 100mW |
再生周波数 帯域 | 4Hz~35kHz | 4Hz~30kHz | 5Hz~25kHz |
ケーブル長 | 約1.2m | ||
質量 (本体のみ) | 約21g (約9g) | 約18g (約8g) | 約17g (約6g) |