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マイコンソフト、4Kと1080pを同時出力可能な2出力のHDMI分配器

 マイコンソフトは、4K/30p(3,840×2,160ドット)や3D映像に対応するHDMI分配器「ROOTY HD SP2PRO」を4月中旬に発売する。価格は19,800円。

「ROOTY HD SP2PRO」

 HDMI 1.4aとHDCP1.3に準拠した入力1系統、出力2系統を装備。ゲーム機やパソコン、BDレコーダなど1台の機器から入力された4K映像を、2台のテレビやプロジェクタなどに出力できる。入力側の対応解像度は4K/30p、4K/24p、1080/60p、1080/24p、1080/60i、720/60p、480/60p。

 映像/音声のEDID解像度の優先切り替えを設定できるスイッチと、4K映像を1080/30pや1080/24pにダウンコンバートする機能を搭載しているのが特徴。4K映像が入力された場合、出力先の機器と解像度が一致する場合はパススルー出力し、片方の出力先が1080p対応機器の場合は1080p(24/30p)にスケーリング出力する。このため、4K対応テレビと1080p対応テレビを出力に接続したときでも、入力された映像を同時表示できる。なお、4Kから1080pにダウンスケーリングできるのは1系統のみ。

 HDMI CECに対応し、対応機器と組み合わせることでリモコンの連動操作も可能。CECリンク機能の切り替えスイッチでどちらの機器とリンクさせるかを決められる。ただし出力機器2台での同時使用はできない。そのほか、DeepColorスイッチも搭載。スイッチ操作で入力側のDeepColor信号をオフにすることができ、DeepColorに対応するテレビと未対応のテレビを同時接続しても、映像を同時に表示可能。なお、ARC(オーディオリターンチャンネル)やHEC(HDMI Ethernetチャンネル)には対応しない。

 外形寸法は140×92.5×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約340g。ACアダプタが付属し、HDMIケーブルは別売。

背面に入出力端子とDeepColorスイッチなどを搭載
製品パッケージ

(庄司亮一)