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東芝、HD DVDレコーダ/プレーヤーの修理受付を3月31日で終了。事業終息8年

 東芝ライフスタイルは、HD DVDレコーダ、HD DVDプレーヤー製品の修理受付を2016年3月31日で終了する。2008年2月のHD DVD事業終息発表以降も修理対応を継続してきたが、対象製品の修理部品の在庫が少なくなり、部品調達が難しいことから今後の修理受付が困難になったという。

初代HD DVDレコーダ「RD-A1」('06年9月22日発表)

 対象機種は、HD DVDレコーダが、RD-A1、RD-A300、RD-A600、RD-A301。HD DVDプレーヤーがHD-XA1、HD-XA2、HD-XF2。終息から8年後となる3月31日を持って国内での修理受付が終了となる。

 HD DVDは、東芝らがDVDの次世代光ディスクとして提案し、ソニー、パナソニック、サムスンらが推すBlu-ray Discとの「フォーマット戦争」を繰り広げたが、2008年にコンテンツホルダ側のHD DVD推進者であったワーナーがBDへの方針転換を決定したことで、'08年2月に東芝も事業終息を決定していた。

初代HD DVDプレーヤー「HD-XA1」('06年3月31日発売)

(臼田勤哉)