ニュース
facebook、グループ/イベント内のライブ動画配信に対応。動画フィルターや落書きも
(2016/4/7 17:15)
米Facebookは、ライブ動画をFacebook上に投稿できる機能を強化。新たに、グループ機能やイベント機能内でライブ配信ができるようにするほか、見た人からの「超いいね」などのリアクションを動画にアニメーション表示する機能や、5種類のフィルター機能なども追加。今後数週間かけて、iOS版/Android版アプリにこれらの機能を実装予定としている。
グループ/イベント機能でライブ動画配信
Facebookでのライブ動画配信は、'15年夏に著名人向けアプリのMentions内で提供開始し、'16年2月から順次、米国でFacebookのiOS版/Android版アプリから一般ユーザー向けにも提供を開始した。
新機能として、Facebook上で作成した「グループ」や「イベント」内のメンバーだけにライブ動画を配信できるようになり、家族限定のライブ動画や、フィットネスグループ内でワークアウトのプログラムなどを配信可能としている。イベントに参加できなかった人への配信や、招待を送った友達への予告としての配信、リアルタイムQ&Aセッションの企画といった用途を提案している。
リアクションを配信動画にリアルタイム表示。フィルターや落書き機能も
「ライブリアクション」は、配信動画の視聴者が「超いいね!/うけるね/すごいね/悲しいね/ひどいね」を選んで押すことができ、そのリアクションがすぐ動画上にアニメーションとして表示される機能。ライブリアクションはリアルタイムに表示され、すぐ消えるため、「配信している人や他の視聴者は、観客席からの拍手や歓声を聞くように、配信中に他の人がどういったポイントでどう感じているかがわかる」としている。
自分が配信しているライブ動画や、友達と一緒に視聴しているライブ動画にFacebookの友達がリアクションを送った場合は、プロフィール写真がリアクションのアイコンの直前に表示される。
同機能を提供開始した直後のデータによると、Facebook上の通常の動画とくらべてライブ動画には10倍のコメントが付いたという。ライブ動画のアーカイブを後から再生する際も、ライブ動画が配信されていた時のコメントが表示されるようにしている。
また、ライブ動画を自分に合わせてカスタマイズしたいという要望に応え、5つのライブ動画フィルターを提供。さらに、ライブ配信中の動画上に落書きをできる機能も今後追加予定としている。
友達招待機能、ライブ動画メニュー、ライブマップ
視聴中のライブ動画に友達を招待する機能を追加。招待のアイコンをタップして友達を選択すると、招待された側には招待状とともにライブ動画のプッシュ通知が届く。
配信中の注目動画を見逃さないための機能として、Facebookモバイルアプリ内で、世界で注目されているライブ動画や、気になる友達やクリエイターのライブ動画、興味のあるトピックに関連したライブ動画を見つけられる専用の動画メニューも用意。このメニュー内では、ライブ動画や通常の動画の検索や、自分からのライブ動画の配信開始もできる。アプリ内に追加された動画アイコンのタブをタップすると、このメニューが表示される。
このほかにも、世界中で公開中のライブ動画を視覚的に閲覧することができる「Facebookライブマップ」をデスクトップ向けに用意。今後段階的に利用可能な範囲を拡大予定としている。現在、世界の60カ国以上でライブ動画が配信でき、どんな動画が配信されているかをマップから眺められる。