南海放送、野球中継で「ワンセグラジオ放送」を実施

-ワンセグとラジオを連動。博報堂DYメディアと共同で


7月10日発表

 南海放送株式会社と株式会社博報堂DYメディアパートナーズは10日、ワンセグ放送とラジオ音声を連動する「ワンセグラジオ放送」企画を、12日に放送される「日米大学野球選手権・第一戦」で実施すると発表した。

 また、テレビ映像にリアルタイムでCG看板を合成する「バーチャル看板」企画も同番組で実施する。「日米大学野球選手権・第一戦」は南海放送(テレビ/ラジオ)、BS 日テレ(テレビ)で放送予定で、放送時間は12時30分~14時25分。愛媛県松山市にある「坊っちゃんスタジアム」から生中継される。

 「ワンセグラジオ放送」は、テレビ放送のサイマル映像とラジオ放送の音声を組み合わせたワンセグ放送で、視聴者に「小さい画面でも試合の途中経過が分かりやすく臨場感あふれる野球中継を演出できる」としている。

 「バーチャル看板」は、バーチャルグラフィックス技術を使用し、ピッチャーが投げたボールがミットに収まると、バックネットフェンス上のバーチャル映像が球速を表示するというもの。

 この取り組みについて両社は、「テレビ局の持つコンテンツ制作力に広告会社のアイディアや技術を掛け合わせることにより、番組のコンテンツ価値を高め、視聴者に対して印象に残り、楽しんでもらえる番組を提供していくことが狙い」としている。


(2009年 7月 10日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]