総務省、集合住宅向け地デジ改修助成金の申請を受付

-最大で総経費の1/2。各地のデジサポで申請


8月7日発表


 総務省は、デジサポ(総務省テレビ受信者支援センター)において、「集合住宅共聴施設のデジタル化改修又は有線テレビジョン放送施設への置換」と、「受信障害対策共聴施設の新設又は有線テレビジョン放送施設への置換」の2つに関する助成金の交付申請の受付を8月17日より開始すると発表した。

 集合住宅を対象にした共聴施設のデジタル化支援は初めて。助成を行なう理由は、「戸建て住宅のアンテナ交換などに必要な工事費が3万5,000円程度で実施できる場合が多いことに対し、共同住宅での改修では高額になることが想定されるため」としている。

 申請対象者は、集合住宅共聴施設や、受信障害対策共聴施設の管理者(共聴組合を含む)。助成額は、これらの施設のデジタル化改修またはCATV施設への置換において、地デジ視聴に不可欠な施設の設置、改修又は置換などに要する総経費の最大1/2(共聴施設の新設の場合は最大2/3)の額。ただし、世帯当たりの負担が3.5万円を超える場合に限る。

 募集期間は、対象者によって異なり、「集合住宅共聴施設の改修/CATV置換」が2010年1月15日まで、「受信障害対策共聴施設の新設/CATVへの置換」の場合は2009年12月28日まで。助成金の申請先は、各都道府県のデジサポとなっている。工事業者などから見積りを取得した上で、所定の様式に従い、申請する。


(2009年 8月 7日)

[AV Watch編集部 中林暁]