JAS、「オーディオ&ホームシアター展」の概要を発表
-11月13~15日開催。生録会やジャンク市なども実施
社団法人日本オーディオ協会(JAS)は27日、11月に秋葉原にて行なわれる「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」(音展)の開催概要を発表した。開催日は11月13日~15日の3日間で、13日(金)は10時~20時、14日(土)は10時~19時、15日(日)は10時~17時までとなっている。入場料は無料(一部生録イベントは有料)。
オーディオ&ホームシアター展は、従来パシフィコ横浜で行なわれていたA&Vフェスタを、東京・秋葉原に場所を変え、ユーザー、メーカー、販売店、地域が一同に参画する形態へと進化させた回遊型の大型イベント。約80社の参加と4万人の集客を見込んでいるという。主な開催会場は「秋葉原UDX」2階/4階、「富士ソフトアキバプラザ」5階/6階、秋葉原のオーディオ専門店等の地域の協力店など。
開催概要 | 全体会場構成 |
■ 展示・試聴ブースに加え、生録会やジャンク市も実施
今回のテーマは「見せます“良い音と映像”のある快適生活空間」。イベントの基本展開として、視試聴や音質改善など、オーディオ&ホームシアターに関するユーザーの要望やそれに対するアドバイスなどを行なう「良い音と映像で快適空間」や、モバイル/ポータブルオーディオ機器の高音質化で音楽環境が向上することを実感してもらう「モバイルオーディオとホームオーディオの融合」などを軸に会場を構成。
そのほか、「2chとマルチch・デジタルとアナログ技術の融合」を目的とした2chと5.1chなどの視試聴室や、「“ライブ演奏と生録会”の開催」、「子供向け“音の教室”の開催」などのイベントも用意する。
開催テーマ | 会場構成 |
メイン会場の1つである、秋葉原UDX 2F アキバ・スクエアには、メーカーなどの展示・試聴ブースを展開。車を会場に展示してカーオーディオを体感できるエリアなども用意するという。UDX 4Fでは、イベントの1つである「音の教室」を開催する。
また、もうひとつのメイン会場である富士ソフト アキバプラザには、ピュアオーディオからマルチオーディオまで楽しめる視試聴エリア(5/6F)や、各種イベント会場(4/5/6/7F)、ジャンク市会場(1F特設コーナー)を設けている。
秋葉原UDX 2F会場 | アキバプラザ5F | アキバプラザ6F |
「体験! 生録会 LIVEレコーディング」 |
イベントの詳細も決定。「A&Vフェスタ2009」でも好評だったという、生演奏をポータブルレコーダ録音するイベント「体験! 生録会 LIVEレコーディング」を今回も開催する。開催日は14日・15日、会場は富士ソフト アキバプラザ 7F。演奏者や曲目については、今のところ未定だが、後日公式ホームページで発表される。なお、生録会への参加は有料で、価格は1,000円を予定しているという。
また、オーディオについて興味を持ってもらうことを目的とした子供向けイベント「音の教室」も実施。内容は音の原理と現象を実験や工作を通じて学べるというもの。開催日は14日・15日、会場は秋葉原UDX 4F。
さらに、富士ソフト アキバプラザ1Fの特設コーナーにおいて、「AKIBA ジャンク市」を開催。秋葉原電気街からの応援で、掘り出し物のオーディオジャンクパーツが出品されるという。JAS主催のセミナーや、専門誌セミナーも行なわれる。
子供向けイベント「音の教室」 | ジャンク市も開催 |
各種セミナーも実施 |
■ 「大いなるチャレンジを試みたフェスタ」
記者発表会では、JASの校條亮治会長が登壇。今回のイベントを「秋葉原UDX、富士ソフトアキバプラザ、秋葉原周辺の協力店と連動した“創る側と売る側の連携(製・販連携)”という新しい考え方のイベント」と説明。「従来の発想から抜け出した、大いなるチャレンジを試みたフェスタ」と評し、「アクティビティあるイベントを展開していきたい」と語った。
また実行委員長の西國晴氏は、実行委員会の決意ということで、「“オーディオ”復活の道は、とにかく音展を大成功させること」と述べた。
JASの校條亮治会長 | 実行委員会からの“決意”。「”オーディオ”の復活の道は、音展を成功させること」とした | 今回の仮のポスター。キャッチフレーズは「あなたの耳が贅沢を覚えてしまう3日間」。JASのイベントキャラクターであるサウンディの元となった動物フェネックを大きく掲載している |
(2009年 8月 27日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]