東芝、携帯オーディオ向けの1枚構成/1.8型160GB HDD

-業界最大クラス。独自静音技術でシーク音を5dB低減


9月10日発表


 株式会社東芝は10日、1プラッタ構成の1.8型HDDで、業界最大クラスの容量160GBを搭載する「MK1634GAL」を商品化し、量産を開始していることを発表した。ポータブルメディアプレーヤーやビデオカメラなどへの搭載を想定している。

 磁気ヘッドやディスクの磁性層を改良し、面記録密度を723Mbit/mm2にしたことで、1プラッタ構成の1.8型HDDとして、容量で業界最大となる160GBを実現。また、従来機種「MK1231GAL」(1.8型120GB)と比べ、エネルギー消費効率を約24%向上した。

 160GBのほか、120GB「MK1234GAL」、80GB「MK8034GAL」、60GB「MK6034GAL」の1.8型HDDも新たにラインナップ。この3機種については、9月下旬より量産を開始するとしている。4モデルとも、外形寸法は71×54×5mm(縦×横×厚み)、重量は48g。

 いずれも独自の静音シーク技術を搭載し、シーク時の動作音で15dBを実現。従来機種(MK1231GAL)に比べて5dB低減した。「動画や音楽の再生中でもシーク時の音を気にせず楽しむことができる」としている。インターフェイスはパラレルATA。回転数が4,200rpm。


(2009年 9月 10日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]