ヤマハ、HDMI連動対応のTV用スピーカー新シリーズ

-3chスピーカーとサブウーファの「YHT-S400」など


YHT-S400
10月20日発売

標準価格:オープンプライス


 ヤマハ株式会社は、テレビと組み合わせて利用するスピーカーシステム「YHTシリーズ」の2モデルを10月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、3.1chシステムの「YHT-S400」が59,800円前後、2.1chの「YHT-S350」が49,800円前後の見込み。

 「YHT-S400」は、テレビの前に置ける横長/薄型の“サウンドバー”形状の3chスピーカーと、AVラックへの収納を想定したアンプ/サブウーファ一体型ユニットで構成するサラウンドシステム。アンプの最大出力は50W×3ch+100W(サブウーファ)。

YHT-S350
 「YHT-S350」は日本特別仕様の製品となっており、ステレオスピーカーと、アンプ/サブウーファ一体型ユニットで構成。アンプの最大出力は50W×2ch+100W。ステレオスピーカーは、付属スタンドにより縦/横置きの両方に対応する。

 いずれも、HDMI入力を3系統、出力を1系統装備。CECもサポートし、東芝やパナソニック、シャープ、日立、三菱のテレビと連動する。また、EPGの番組ジャンルコードに応じてサラウンドモードを自動で切り替える「おまかせサラウンド」機能も備え、東芝/日立の対応テレビとHDMI接続した際に利用できる。

 デコーダはドルビーデジタルやDTS、AACのほか、マルチチャンネルのリニアPCMにも対応。サウンドモードは4種類(映画/音楽/テレビ/ゲーム)搭載する。7.1chのバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」にも対応し、S400には3.1ch用にチューニングされているという。さらに、番組とCMの切替時などの音量差を自動補正する「ユニボリューム機能」も採用する。

付属リモコン
 スピーカーユニットは、S400が4×10cmフルレンジ3基で、S350は5.5cm径ウーファ×2と2.5cm径バランスドーム型ツイータの2ウェイ。エンクロージャはいずれもバスレフ型。

 HDMI以外の入力端子は、光デジタル音声とアナログ音声が各1系統。また、専用端子を介して別売iPodクレードル「YDS-11」や、Bluetoothレシーバ「YBA-10」との接続にも対応する。

 消費電力は両モデルとも35Wで、待機時はHDMIコントロールONで3W/OFFでは0.3W以下。スピーカーの外形寸法(スタンド込み)と重量は「YHT-S400」が800×70×82~97mm(幅×奥行き×高さ)、1.5kgで、「YHT-S350」は95×105×206mm(同)、1本960g。アンプ/サブウーファ部の外形寸法は、両モデルとも435×361×151mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は8.6kg。リモコンやスピーカーケーブルなどが付属する。



(2009年 9月 18日)

[AV Watch編集部 中林暁]