パイオニア、BD-R 12倍速記録対応のBDドライブ。

-実売38,000円。6倍速ディスクに12倍記録


BDR-S05J-BK

10月発売

標準価格:オープンプライス


 パイオニア株式会社は、BD-R 12倍速記録に対応したパソコン内蔵型のBlu-ray Discドライブ「BDR-S05J」を10月から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は38,000円前後の見込み。販売は株式会社エスティートレード。ベゼルカラーはクリアホワイト(W)とピアノブラック(BK)。

 BD-Rに12倍速記録が行なえるシリアルATA接続の内蔵型BD/DVD/CD対応ドライブ。記録速度はBD-R/R DLが12倍速(LTHは6倍速)、BD-RE/RE DL 2倍速、DVD±R 16倍速、DVD±R DL 8倍速、DVD±RW 8倍速、CD-R 40倍速、CD-RW 24倍速。

 なおBD-R 12倍速書き込みは、パナソニックとソニー製の6倍速ディスクで対応。他社の主な6倍速BD-Rには最大10倍速で書き込む。また、BD-R DLの12倍速記録は、パナソニックの6倍速BD-R DLディスクが対応するという。

 各ディスクの情報を識別し、それぞれのディスクに最適な記録ストラテジを用いて記録。また、「最適ストラテジー予測アルゴリズム」も備えており、登録されていないBD-Rメディアに対しても4倍速での記録が行なえる。パイオニア独自の「アドバンスド静音ファームウェア」も搭載している。

 従来モデル「BDR-S03」の防塵構造ディスクドライブメカニズムを進化させた新ドライブを採用し、高速化を実現。ディスク高速回転時の気流で発生する風切り音を抑える静音トレイや、ディスク共振スタビライザーの採用により、高速記録時でも安定した記録精度と静音化の両立を図っている。

 音楽CD再生時に表面の汚れや傷を原因としたデータ欠落と補間による悪影響を最小限に抑える「PureRead」も最新バージョンの「PureRead2」に強化。アルゴリズムを見直し、高速でリトライを行なうことにより、データ補間の発生頻度を抑え、より忠実な信号読み出しを可能としたという。傷付いたディスクの読み取り能力を高める「PowerRead」も搭載している。

 BD/DVD再生ソフトとして「PowerDVD 8」を搭載。AVCRECディスクの再生に対応するほか、DVDビデオを1080/60pにアップスケールするTrueTheaterなどを搭載する。

 BDMV/AVCHDなどの編集/作成に対応したBD/DVDオーサリングソフト「PowerProducer 5」や、ライティングソフト「Power2Go 6 for PURE READ」、パケットライトソフト「InstantBurn 5」、ライブラリ管理ソフト「Medi@show 4」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector 8」、ビデオ変換ソフト「MediaShow Espresso」などを同梱。対応OSはWindows XP/Vista。


(2009年 9月 18日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]