東和電子、10W×2ch出力の卵型USBスピーカー「TW-S7」
-バスパワーでも安定した高出力。実売1万円
東和電子は、「Olasonic」ブランドの第1弾新製品として、卵型ボディを採用した、USB接続の小型アクティブスピーカー「TW-S7」を4月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10,800円前後の見込み。全国のApple Storeや家電量販店で販売するという。ボディカラーはブリリアントホワイト(W)、ノーブルブラック(B)の2色を用意する。
TW-S7B(ノーブルブラック) |
PC内などの楽曲再生が可能なUSB接続のアクティブスピーカー。電源はUSBバスパワーで、独自回路や新開発のデジタルアンプにより、小型ながら10W×2chの高出力を実現。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7、Mac OS 9.1/10.1以降。
「音響的に理想な形状」(東和電子)という、卵型のボディを採用。「同サイズの箱型キャビネットと比べ高剛性で、箱鳴りなどの不要音の発生や定在波を防ぐことが可能なため、吸音材は不要で、ボックスの実用内容積が大きくなり、能率向上に寄与する」としている。
特徴として、新開発の高効率デジタルアンプと、独自回路「Super Charged Drive System」(SCDS)を搭載し、USBバスパワー駆動で出力10W×2chを実現。SCDSとは、「音楽出力の小さいところでは電源部の大容量コンデンサに充電し、出力が大きいところではその蓄えたパワーを取り出して使用することができる」回路で、これにより連続して大きな実効音楽出力を可能にするという。
スピーカーは60mm径のフルレンジユニットで、ドライバに55mm径のフェライトマグネットを採用。また、パッシブラジエータをスピーカーユニットのリア部に同軸上に配置し、豊かな低音再生を可能とした。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。
卵型形状を採用することで、音の回折が少なく理想的な点音源を実現し、楽器の位置や奥行きを明確に再現することが可能。加えて、スピーカーユニットの前面同軸上にデフューザーを設け、高域を拡散させ指向特性を改善し、シャープな定位とクリアで臨場感ある音場を再現するという。
シリコン製のインシュレータを搭載。外形寸法は108×108×145mm(幅×奥行き×高さ/インシュレータ込み)、重量は950g。
(2010年 3月 1日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]