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韓国LG、世界初「Dolby Atmos FlexConnect」オーディオシステム
2025年12月19日 12:30
韓国LG Electronicsは、世界初の「Dolby Atmos FlexConnect」対応サウンドバー「H7」を中心としたオーディオシステム「LG Sound Suite」を発表した。現地時間1月6日~9日に行なわれるCES 2026で披露する。
Dolby Atmos FlexConnectは、2023年8月に米Dolby Laboratoriesが発表した技術で、テレビ内蔵スピーカーとワイヤレススピーカーがシームレスにつながり、どこにワイヤレススピーカーを置いても没入感あるDolby Atmos体験ができるというもの。
今回のLG Sound Suiteは、LG製プレミアムテレビとシームレスに連携。サウンドバーH7の有無にかかわらず、サラウンドスピーカーの「M7」や「M5」、サブウーファー「W7」といったワイヤレススピーカーを最大27パターンで組み合わせられる。LG Sound Suiteの全コンポーネントには「Peerless」ユニットを採用した。
これにより、ユーザーは小規模なサウンドシステムから、最大13.1.7チャンネルのホームシアター環境まで、空間に合わせて最適なセットアップを構築できるとのこと。LG Sound SuiteはBluetoothとWi-Fi接続にも対応。
さらに独自技術として、UWB(超広帯域)無線技術を使ってユーザーの位置に基づいて最適なリスニングスポットを調整するという「Sound Follow」も導入。Dolby Atmos FlexConnectと組み合わせることで「どこに座っても最高の音響が楽しめる席になる」という。AIを活用したルームキャリブレーションも利用できる。
サウンドバーH7をメインデバイスとして使う場合、Dolby Atmos FlexConnectはHDMI経由で、あらゆるテレビと連携できる。同社は今後のソフトウェアアップデートにより、2026年のプレミアムテレビラインナップと、'25年モデルの一部(G5、C5、CS5、QNED9M)にもDolby Atmos FlexConnectを導入する予定。
H7には、LG製フラッグシップ有機ELテレビにも採用されているプロセッサー「α11 AI Processor Gen 3」を搭載する。これによりパフォーマンスを高めているほか、ディープラーニングとNPU(ニューラルプロセッシングユニット)により、高精度なサウンドを生成。「AI Sound Pro+」により、ステレオ音源のマルチチャンネルミックスアップ、AIを使った音声セパレーションなども利用できる。


