ニュース
アンカー、他社製含むワイヤレスイヤフォン、モバイルバッテリを回収する実証実験
2025年12月19日 18:01
アンカー・ジャパンは経済産業省、デロイトトーマツ、埼玉県、松田産業、良品計画との6社共同による実証実験として、12月22日から1カ月限定で、他社製品を含むリチウムイオン電池内蔵のモバイルバッテリー、ワイヤレスイヤフォンを、埼玉県内のAnker Store 3店舗で回収する。
対象店舗はAnker Store 越谷レイクタウン、Anker Store Outlet 入間、Anker Store Outlet ふかや花園で、店頭に製品回収のボックスを設置。今回の実証実験を通じて、他社製品を含むリチウムイオン電池搭載製品を回収し、回収及びリサクル促進に貢献していく。
昨今、家電製品などを中心にリチウムイオン電池を使用した製品の導入が拡大しており、これに伴い適切な廃棄への対応が急務となっている。また、リチウムイオン電池には希少鉱物(レアメタル)が使用されており、国としてそれらを回収・再資源化させる意味でも、リチウムイオン電池の回収の重要度が高まっている。
特にリチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーは、2026年4月から「指定再資源化製品」に追加され、メーカーおよび輸入販売業者には自主回収・再資源化が義務化される見通し。
今回の実証事業は、デロイトトーマツが経済産業省から受託した「令和7年度 資源自律経済確立産官学連携加速化事業費(小型リチウムイオン蓄電池の資源循環実現に向けた調査分析)」における、リサイクラーと製品製造者の連携によるリチウムイオン電池等回収実証事業の一環として実施される。
アンカー・ジャパンは、良品計画と共に実証実験の実施に民間企業として採用され、経済産業省とデロイトトーマツ、埼玉県、松田産業などの事業者と連携し、今回の回収事業に取り組んでいく。

