三菱、23型フルHDで実売27,800円の液晶ディスプレイ

-消費電力を約35%削減。「ECO Professional」機能も


4月23日発売

標準価格:オープンプライス


 三菱電機は、液晶ディスプレイ「Diamondcrysta WIDE(ダイヤモンドクリスタワイド)」の新製品として、HDMI端子を備えた23型フルHDモデル「RDT232WLM」を4月23日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27,800円前後。カラーはホワイトとブラック(BK)を用意する。

 23型/1,920×1,080ドットのノングレア(非光沢)パネルを搭載した液晶ディスプレイ。液晶駆動方式はTN型。輝度は250cd/m2。コントラスト比は1,000:1で、CRO(Contrast Ratio Optimizer)動作時は5,000:1となる。視野角は上下160度/左右170度。応答速度は5ms。10bitガンマ機能や、コンテンツに合った画質を設定できる「DV MODE」、オーバースキャン機能も搭載する。

 大きな特徴は、「低消費電力液晶パネル」の採用により、消費電力が従来モデル「RDT231WLM」(輝度300cd/m2)に比べ約35%削減となる33Wを実現したこと。回路設計も見直したことで、スリープモード時0.35W以下、オフモード時0.2W以下(従来モデルはスリープモード時/オフモード時0.5W以下)に抑えている。

 「ECO Professional」機能を搭載し、表示画像の明るさに応じて、画面の輝度を自動で下げて、消費電力を最大約10W削減できる「ECO設定」や、電源自動OFFなどの省エネ機能などが利用可能。また、OSDで省エネ電力値を画面上に表示できるほか、累積での省エネ電力量、省エネ率、累積CO2削減量の表示にも対応する。

 入力端子はHDMI、HDCP対応DVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統装備。ステレオミニのアナログ音声入力や、ヘッドフォン出力も備える。1W×2chのスピーカーを内蔵。

 スタンドを含む外形寸法は546×230×450mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.6kg(スタンド含む)。上20度/下5度のチルト機能を搭載。ブロックネックによる高さ調整も行なえる。100mmピッチのVESAマウントにも対応する。



(2010年 4月 6日)

[AV Watch編集部 中林暁]