パナソニック、薄型TVにマッチする「シアターバー」

-60型など大画面VIERA対応のシアターラックも


シアターバー利用イメージ

5月28日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニックは、シアターシステムの新製品として、スリムな筐体にアンプやスピーカー、サブウーファを内蔵した「シアターバー」2製品と、大型プラズマテレビなどに対応した「ラックシアター」2製品を5月28日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。


品番推奨サイズ発売日価格
シアターバーSC-HTB50-K42~50型6月11日35,000円前後
SC-HTB10-K32~42型3万円前後
ラックシアター
SC-HTX900-K54~65型5月28日198,000円前後
SC-HTX800-K46~54型128,000円前後

■ シアターバー

SC-HTB50-K(上)、SC-HTB10-K(下)

 薄型テレビとの併用を想定し、奥行き58mmとスリムなボディにサブウーファまで内蔵したオールインワン型のシアターシステム。SC-HTB50-Kは推奨サイズ42~50型、SC-HTB10-Kは32~42型に対応する。

 不要振動を抑える「振動キラー」サブウーファの採用により、テレビラックの中やラック上などにも設置可能としたほか、壁掛け設置にも対応する。

 スピーカーはバスレフ型で、ユニットは6.5cm径のフルレンジ×2と、8cmコーンウーファ×2のサブウーファから構成される。フルレンジユニットは、竹繊維振動板を採用。竹繊維表面をミクロフィブリル化することで、振動板として利用可能とし、音の立ち上がりに優れ、高域も伸びるクリアな音の再生を実現。さらに、ミクロフィブリル化繊維の割合を増やすことで、一層高域まで伸びる音質を得られるとする。

 サブウーファは、2つのウーファを前後に対抗配置することで振動を抑制する「振動キラー」構成で、歪みの少ない重低音再生を可能とした。また、人の声を聞き取り易くする新「明瞭ボイス」も搭載している。アンプ部出力はフロントが30W×2ch、サブウーファが30W×2chで合計120W。

 入力端子は、HDMI×1と光デジタル音声×1で、HDMIは3D映像のパススルー出力に対応。出力端子はHDMI×1でオーディオリターンチャンネル(ARC)をサポートする。デコーダは、ドルビーデジタル/DTS/AACに対応。さらに、DIGAや同社BDプレーヤーから出力した7.1chリニアPCM音声の入力にも対応する。ステレオ音声入力をバーチャルサラウンド再生することも可能となっている。

 対応VIERAとのHDMI接続時に、VIERAのサウンドモードをオートにすると、番組表情報をもとに自動的にサウンドモードを切り替える「番組ぴったりサウンド」も搭載。同機能と連動し、音量変化の少ないドラマやバラエティ、ニュースなどの視聴時に、自動的に出力を抑え、消費電力も抑える「番組連動おまかせエコ」機能にも対応する。

 消費電力は約48W(待機時0.1W)。外形寸法/重量はSC-HTB50-Kが1,029×58×108mm(幅×奥行き×高さ)/約3.4kg、SC-HTB10-Kが800×58×108mm(同)/約3.2kg。


■ ラックシアター

SC-HTX900-K(上)、SC-HTX800-K(下)

 VIERAの大画面モデル向けのラックシアターで、「SC-HTX900-K」は54~65型、「SC-HTX800-K」は46~54型のVIERAでの利用を想定している。

 木目調の光沢ある天板を採用し、高級感を向上させたラックシアターの上位モデル。デコーダとアンプ、スピーカーを内蔵。また、ガラス扉も新たに採用した。

 スピーカーは、HTX900が8cmコーンウーファ×2と6cmツィータ×2、13cmコーン型ウーファ×2から構成。HTX800は、6.5cmコーン型フルレンジ×2と、13cmコーン型ウーファ×2を搭載する。ユニットは竹繊維振動板を採用、出力はともにフロントが62W×2ch、サブウーファが161W。

 別売のサラウンドスピーカー「SH-FX70」の追加により、後方へワイヤレスでのサラウンドスピーカー設置が可能となる。

 入力端子は、HDMI×2と光デジタル音声×2、アナログ音声×2で、HDMIは3D映像のパススルー出力に対応。出力端子はHDMI×1でオーディオリターンチャンネル(ARC)をサポートする。デコーダは、ドルビーデジタル/DTS/AACに対応。DIGAや同社BDプレーヤーから出力した7.1chリニアPCM音声の入力にも対応する。ステレオ音声入力のバーチャルサラウンド再生も可能となっている。

 テレビドラマのセリフやスポーツ番組の解説などを聴き取りやすくする、新「明瞭ボイス」を搭載。人の声に加えて効果音の成分を前方上方に拡大することで、映像と音が一体となった再生ができるという。

 対応VIERAと組み合わせる事で、映画やスポーツなど、観ている番組に合わせて自動的にサウンドモードが切り替わる「番組ぴったりサウンド」も搭載。同機能と連動し、消費電力を抑える「番組連動おまかせエコ」機能にも対応する。

 消費電力は約90W(待機時0.05W)。外形寸法/重量はSC-HTX900-Kが1,620×458×434mm(幅×奥行き×高さ)/約66kg、SC-HTB10-Kが1,300×420×448mm(同)/約45kg。


(2010年 5月 6日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]