NEC、アクティブシャッター方式の3DデスクトップPC

-フルHDの偏光板方式一体型「VALUESTAR W」


 NECは、3D対応のデスクトップPC「VALUESTAR L/W/N」など、パソコンのラインナップを一新。9月16日より発売する。価格は全モデルオープンプライス。

 また、Luiリモートスクリーン機能を全モデルに標準搭載。Luiはサーバーをすべてソフトウェア化しており、デスクトップPCは親機としてサーバー機能をインストール。ノートPCにもクライアント機能を備えている。


■ VALUESTAR L

VL750/CS

 デスクトップ型PC「VALUESTAR L」シリーズは、23型のフルHD 3D液晶ディスプレイをセットにした最上位モデル「VL750/CS」で3Dに対応する。店頭予想価格は285,000円前後の見込み。OSはWindows 7 Home Premium。

 23型/1,920×1,080ドットの液晶ディスプレイ「F23W2A」が付属。120Hz駆動と3D表示にも対応したスーパーシャインビューEX2液晶となっており、NVIDIAの3D VISIONキットを同梱。アクティブシャッター方式の3D表示に対応する。

 Blu-ray 3Dの再生のほか、3Dゲーム、3D番組を録画したディスクの再生、3D動画/写真の2D/3D変換に対応。ただし、3D放送視聴/録画や、YouTube動画の3D再生には対応しない。

 CPUはCore i7-870(2.93GHz)で、メモリ8GB、HDD 1TB、Blu-rayドライブなどを搭載。ビデオカードはGeForce GT 330。出力はデュアルリンク対応のDVI-IとHDMI。USB 3.0×2、USB 2.0×8、Ethernet、メモリーカードスロット、音声入出力などを装備する。外形寸法は98×401×343mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.4kg。

 ディスプレイは、3W×2chのステレオスピーカーも装備。デュアルリンク対応のDVI-I入力とHDMI入力、ステレオ音声入力、ヘッドフォン出力を装備。外形寸法は550×240×368~418mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6.8kg。


■ VALUESTAR W

VW970/CS

 「VALUESTAR W」は、23型フルHD液晶一体型のデスクトップPC。上位モデルの「VW970/CS」が3D対応となる。店頭予想価格は26万円前後。OSはWindows 7 Home Premium。

 ディスプレイは23型/1,920×1,080ドットのスーパーシャインビューEX IPS液晶を採用。偏光板方式の3Dに対応し、3Dメガネが付属する。Blu-ray 3Dの再生のほか、3D放送、3D番組を録画したディスクの再生、ひかりTVやYouTubeの3D番組、3D動画/写真の2D/3D変換に対応。ただし、3Dゲームには対応しない。

 地上/BS/110度CSデジタルWチューナを搭載し、デジタル放送の2番組同時録画に対応。NTTの光回線を利用した多チャンネルサービス「ひかりTV」にも対応する。CPUは、Core i5-460M(2.53GHz)でメモリ4GB、HDD 1.5TB、BDドライブなどを搭載。GPUはGeForce GT 330M。

 サウンドシステムにもこだわり、ヤマハと共同開発した2.1chスピーカーを採用。スピーカーボックスの形状を工夫し、音圧を強化。出力は3W×2ch+6W。チタンコーンスピーカに低音の厚みを加える「SR-Bass」ウーファを組み合わせている。ディスプレイ部はPC用に利用するほか、入力端子としてHDMI×1、D4×1を装備。出力端子は光デジタル×1、ヘッドフォン×1、ライン出力×1なども装備する。

 メモリーカードスロットやUSB 3.0×2、USB 2.0×6、IEEE 1394×1、Ethernetなどを装備。消費電力は74W(標準)。左右20度のスイーベルや後10度のチルト、5cmの高さ調整に対応する。外形寸法は573×253×467mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約19kg。無線リモコンや3Dメガネが付属する。

 


■ VALUESTAR N

VN790/CS

 「VALUESTAR N」は、20型/1,600×900ドット液晶一体型のデスクトップPC。上位モデルの「VN790/CS」のみ3D対応となる。店頭予想価格は22万円前後。OSはWindows 7 Home Premium。

 ディスプレイは20型スーパーシャインビューLED液晶を採用。偏光版方式の3Dに対応し、3Dメガネが付属する。対応3D方式はVALUESTAR W(VW970/CS)と共通で、Blu-ray 3D、3D放送、3D番組を録画したディスク、YouTubeの3D番組、3D動画/写真の2D/3D変換など。3Dゲームには対応しない。また、ひかりTVチューナも非搭載となっている。

 地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載。CPUは、Core i5-460M(2.53GHz)でメモリ4GB、HDD 1TB、BDドライブなどを装備する。スピーカーは3W×2chの「ヤマハサウンドシステム」で、小型のスピーカーでも低音を強く再現できるという「FR-Port」を搭載する。USB 2.0×6やIEEE 1394×1、Ethernetなどを装備する。

 消費電力は約51W(標準)。外形寸法は500×182×403mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.1kg。無線リモコンや3Dメガネが付属する。

 


■ LaVie

LL870/CS

 ノートPCの「LaVie」も一新し、L/S/MとLightの4シリーズを展開。3波デジタルチューナ搭載の「LL870/CS」などを9月16日より順次展開。また、全モデルでLuiリモートスクリーンのクライアント(子機)機能に対応。Lavie L/Sは親機としても動作する



(2010年 9月 13日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]