JEITA、2010年8月の電子機器国内出荷を発表
-8月の薄型テレビ出荷台数は前年比66%増
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2010年8月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比121.4%の2,674億円で、13カ月連続でプラスとなった。
映像機器の国内出荷金額は、前年同月比122.1%の2,020億円で15カ月連続のプラス。音声関連機器は、同111.4%の104億円。カーAVC機器は前年同月比120.9%の549億円。
8月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比166.7%の171万台。サイズ別では、29型以下が同183.6%の55万1,000台、30~36型が同182.3%の65万3,000台、37型以上が同137.6%の50万6,000台。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比180.2%の33万2,000台と好調に推移。内訳は、BDレコーダが同178.1%の31万3,000台、BDプレーヤーが同225.8%の1万9,000台。一方、DVDビデオは同71.3%の16万4,000台と前年割れが続いている。
地上デジタル放送受信機の出荷実績は252万3,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が前年同月比167.1%の171万台、単体チューナが前年同月比548.7%の18万1,000台。STBが同130.0%の16万6,000台。DVDレコーダが同73.3%の6万8,000台、BDレコーダが同178.1%の31万3,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同260.2%の8万5,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は8,508万1,000台。
参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年7月出荷台数は193万5,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年8月の出荷台数は18万9,000台。
ビデオカメラは前年同月比105.2%の17万1,000台で7カ月連続のプラス。ステレオセットは同121.1%の5万2,000台、スピーカーシステムは同112.4%の4万1,000台でともにプラス。カーナビは前年同月比142.9%の44万1,000台で15カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は37.2%、56.5%、6.3%。
【民生用電子機器国内出荷】
- | 2010年8月 | 2010年累計 | ||
実績 (千台) | 前年同月比 (%) | 実績 (千台) | 前年同月比 (%) | |
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP) | 1,710 | 166.7 | 12,339 | 166.8 |
(内)29型以下 | 551 | 183.6 | 4,095 | 166.3 |
(内)30~36型以下 | 653 | 182.3 | 4,134 | 175.6 |
(内)37型以上 | 506 | 137.6 | 4,109 | 159.4 |
DVDビデオ | 164 | 71.3 | 1,616 | 86.5 |
(内)録再機 | 67 | 64.9 | 747 | 91.0 |
(内)再生機 | 97 | 76.6 | 869 | 82.9 |
BDレコーダ/プレーヤー | 332 | 180.2 | 2,561 | 165.1 |
(内)レコーダ | 313 | 178.1 | 2,403 | 162.2 |
(内)プレーヤー | 19 | 225.8 | 157 | 228.2 |
ビデオ一体型カメラ | 171 | 105.2 | 1,084 | 118.0 |
CDプレーヤー | 56 | 108.3 | 498 | 112. |
ICレコーダ | 79 | 106.4 | 763 | 106.1 |
ステレオセット | 52 | 121.1 | 450 | 117.0 |
アンプ | 13 | 110.3 | 116 | 114.0 |
スピーカーシステム | 28 | 105.8 | 255 | 87.8 |
カーナビゲーションシステム | 441 | 142.9 | 3,774 | 138.0 |
(内)DVD-ROMタイプ | 28 | 105.8 | 255 | 87.8 |
(内)HDDタイプ | 164 | 108.8 | 1,693 | 122.1 |
(内)フラッシュメモリその他 | 249 | 189.2 | 1,826 | 172.6 |
(2010年 9月 22日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]