ベンキュー、3D対応で20万円を切るDLPプロジェクタ

-37cm先に60型投写が可能な超短焦点モデル


 ベンキュージャパンは、3D表示に対応したDLPプロジェクタ「MX880UST」を11月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19万8,000円前後。

MX880UST

 1,024×768ドットのLVDS DMDパネルを搭載し、37cmで60型の投写が可能なDLPプロジェクタ。ミラーへの反射機構を採用し、短焦点投写を可能にしている。

 DLP Link方式の3D表示に対応。なお、3D表示の場合は、NVIDIA Quadroシリーズのグラフィックカードを搭載するパソコンまたはDVDプレーヤーと接続し、3D対応コンテンツが別途必要。視聴にはオプションの3Dメガネ「3DGS-01」を使用する。Blu-ray 3Dの表示には対応しない。

 輝度は2,500ルーメン、コントラスト比は3,000:1。レンズは固定焦点。投写サイズは60~300型で、投写距離は60型が37cm、80型が49cm、100型が62cm(いずれも4:3)。

 映像入力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)が2系統と、S映像、コンポジットが各1系統。音声入力はRCAとステレオミニが各1系統。マイク入力も備える。出力10W×2chのスピーカーを内蔵する。

 Ethernetを備え、LAN接続されたPC(最大8台)をプロジェクタに接続可能。離れた場所からプロジェクタを操作できる。また、PJ Linkによる一括制御にも対応。そのほか、RS 232C端子も備える。

 USB端子も備え、USBメモリ内の静止画スライドショー表示が可能。静止画の対応フォーマットはJPEG/GIF/TIFF/PNG。動画再生には対応しない。

 騒音は27dB(エコノミー)/33dB(ノーマル)。消費電力は最大315W(待機時1W)。外形寸法は404×324×229mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.5kg。リモコンが付属する。

ミラーに反射して短焦点投写を実現入力端子部付属リモコン


(2010年 11月 5日)

[AV Watch編集部 中林暁]