アカリネ、Bluetoothスピーカー搭載のインテリア照明
-デジタルアンプとDSPで音質に注力。81台限定
acarine 001 |
アカリネは、Bluetoothスピーカーと照明を一体化した「acarine 001」(ACA-1)を12月1日より発売する。価格は16万8,000円で、81台の限定生産となる。
出力10Wのデジタルアンプと、8㎝径フルレンジスピーカー、A2DP対応のBluetooth 2.1レシーバを搭載したBluetoothスピーカーと、ハロゲンランプの照明を組み合わせた製品。携帯電話などモバイル機器との接続を想定している。
アカリネは、かつてソニー「QUALIA」やビクターのカムコーダなどの製品を手掛けたデザイナーの森宮祐次氏が設立。「acarine 001」は第1弾製品となる。社名は「灯り」と「音」を組み合わせた言葉で、光と音に関係する商品を提案したいとのコンセプトで名付けたという。
スピーカーはモノラルだが、「ひとつのスピーカーでもきちんとした音造りをし、音楽をより楽しく聴けることに注力した」という。10WのクラスDデジタルアンプや、バスレフ方式の採用、DSPのチューニングなどで「ボーカルはあたかもそこで歌っているようなナチュラルさで、ロックやフュージョン系のアタックの多い音は、サイズから想像できないパワフルな再生音で聴かせる」としている。なお、音声入力はBluetoothのみで、有線接続には対応しない。
照明を点けた状態 | スピーカーユニットは天面に | 前面の操作部 |
音響設計を含むセット全体の設計は、フェニックスエンジニアリングが担当。録音エンジニアのオノ セイゲン氏は「作為的な音の感じが無く、マスタリングエンジニアが、こう再生してほしいという音のイメージに近い音で聴かせてくれる。名盤が安心して聴けるオーディオ」とコメントしている。周波数特性は70Hz~20kHz。
エンクロージャはスプルース材を使用。仙台のオルゴール工房、熊野洞で制作し、天然素材のオイルで仕上げた。フロントパネルはアルミ材を使用し、無着色のアルマイトで仕上げている。
照明は20Wのハロゲン電球(12V)を搭載。ランプシェードは、西陣織の着物などで使われる、ポリエステルフィルムに純銀を蒸着させた「銀糸」を使っており、60㎝径の円を折り曲げたデザイン。シェードの柄は、糸巻き軸から自然に落下してできる丸い形を重層させて作られている。
電源はACアダプタを使用。消費電力は30W(照明部24.6W/調光MAX値)。外形寸法は495×170×501mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.45kg。
(2010年 12月 1日)
[AV Watch編集部 中林暁]