クリエイティブ、10型Androidタブレット「ZiiO」発売延期

-1月から2月下旬に。Bluetoothスピーカー「T6」詳細発表


Creative ZiiO 10インチ

 クリエイティブメディアは、1月の発売を予定していた、Android OS搭載の10型タブレット「Creative ZiiO(ジーオ) 10インチ」の発売を、2月下旬に延期した。延期の理由を同社は「製品の品質の向上を図るため」と説明している。

 また、同「ZiiO」シリーズとの連携も想定した、Bluetooth対応アクティブスピーカー「ZiiSound T6」も詳細が発表された。2010年12月の「ZiiO」発表時に併せて発表され、発売は2011年1月とされていたが、2月上旬に変更された。価格はオープンプライスで、直販価格は37,800円。




■Creative ZiiO 10インチ

 OSにAndroid 2.1を搭載したタブレット。7型の「ZiiO 7インチ」は2010年12月下旬に発売されており、その10型モデルとなる。

 1,024×600ドット(26万2,000色)のタッチパネル液晶を搭載。タッチパネルは抵抗膜方式でマルチタッチには対応しない。プロセッサは「ZiiLABS ZMS-08 HD」で、加速度センサーも搭載。GPSは搭載しない。OSアップデートについては「計画はある」としている。

 内蔵メモリ8GBモデルと、直販限定の16GBモデルを用意。価格は直販の16GBが34,800円。8GBモデルはオープンプライスで、直販価格は29,800円。SD/SDHCカードスロットも備えている。カラーはブラックのみ。

 各種動画・音楽ファイルの再生が可能で、IEEE 802.11b/g準拠の無線LANやBluetooth 2.1+EDRを搭載。Bluetoothの高音質伝送技術apt-Xに対応し、対応機器に高品位なオーディオ伝送が可能。加えてX-Fiオーディオテクノロジによる高音質化も図っている。

 アプリの追加も可能で、Androidマーケットには対応しないが、ポータルサイト「ZiiO Space」において、ベクターの「AndroApp」、NECビッグローブの「andornavi」などが紹介され、各サイトからのアプリダウンロードが可能。

 カメラも内蔵し、ビデオチャットやVGAの動画撮影などに対応。マイク入力(モノラル)やステレオスピーカーを装備。USB端子も備えている。充電式のバッテリを内蔵。外形寸法/重量は262×173×13.7mm(横×縦×厚み)/約650g。



■ZiiSound T6

 Bluetoothに対応したアクティブスピーカー。コーデックはSBCに加え、apt-Xにも対応しており、ZiiOや、Bluetoothアダプタの「BT-D5」や「BT-D1」などの対応機器とワイヤレス接続すると、クリアで遅延の少ない再生が行なえる。

 また、製品にはUSB接続のBluetoothアダプタ(送信機)の「BT-D1」が付属。さらに、限定ボーナスバンドルとして、iPod用Bluetoothアダプタ「BT-D5」も付属する。USBポートも備え、PCとUSB接続してPCの音声を再生する事も可能。PCからは5.1chスピーカーと認識され、5.1chソフトウェアデコードに対応したDVD再生ソフトと組み合わせて、サラウンド再生ができるという。

ZiiSound T6標準で付属するUSB接続のBluetoothアダプタ(送信機)の「BT-D1」。これに加え、限定ボーナスバンドルとして、iPod用Bluetoothアダプタ「BT-D5」も付属する

 プロファイルはA2DP/AVRCPに対応。手元で操作をするためのコントロールポッドを同梱し、同ポッドにアナログ音声入力も装備。Bluetooth非対応のプレーヤーとも接続できる。

 2基のコンパクトなフロントスピーカーとサブウーファ、コントロールポッドで構成。ワイヤレスリモコンも付属する。左右のフロントスピーカーには、それぞれ2個のユニットを搭載。向きを変える事ができ、広がりのある音場が再生できるという。

 サブウーファはSLAM(Symmetrically Loaded Acoustic Module)サブウーファーと名付けられており、綿密なチューニングで「深みのあるタイトな低音を再生する」という。

 外形寸法と重量は、フロントスピーカーが約100×100×230mm(幅×奥行き×高さ)、約821g。サブウーファが約240×320×220mm(同)、約4.86kg。コントロールポッドは約59×9×40cm(同)で、約132g。


(2011年 1月 31日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]