JVC・ケンウッド、TVの感想を共有できるSNS「TVRoll」

-Twitterのつぶやきからダイレクト再生。ARecX6対応


「TVRoll」のトップページ

 JVC・ケンウッド・ホールディングスは15日、テレビ番組の楽しさを共有できる新しいSNSサービス「TVRoll」(テレビロール)のβ版を公開した。無料で使用できる。Webサイト単体でも活用できるが、ソフィアデジタルが販売しているワンセグ放送を6ch同時録画できるレコーダ「ARecX6」と連携可能。

 TVRollは、Twitterなどにおいて、テレビ番組に関するコメントがあった場合に、それをサイト内で紹介。そして、利用者もテレビ番組にコメントが投稿でき、番組に対する感想などが共有できるSNSサイト。

 独自の検索アルゴリズムで抽出したコメントを、独自の放送局同定技術を用いて放送局・番組と関連付けられるのが特徴。コメントを参考にテレビを楽しんだり、TVRollに対応した、24時間全チャンネル録画可能なビデオレコーダーと連動させることで、話題になっている番組をすぐに再生したり、他の人が評価している番組を再生したり、番組を視聴しながら利用者とコメントをやりとりする事も可能になる。

 具体的には、テレビのチャンネルごとにページを設け、放送中の番組に対するTwitter上のコメントをチェックできる「みんなで観よう」や、テレビに関する話題が発見された頻度をグラフで表示し、キーワードも抽出する「勢いナビゲーター」、Twitterの発言群を抜き出してまとめた、発言の「過去ログ」にあたる「ロール」機能などを備えている。

サービスの全体像勢いナビゲーターのページ

 ARecX6がある場合は、TVRoll上で録画した番組を再生可能。TVRollが自動的収集したコメントから番組をダイレクト再生したり(自動収集コメントは1週間強で削除される)、「ロール」でまとめられたコメントを使い、コメントを見ながら過去の録画番組を再生する事も可能。過去の番組表を表示する事もできる。

コメント付きで番組を再生する「みんなで観よう」機能ARecX6と連携し、ブラウザ内で番組を再生できる

 JVC・ケンウッド・ホールディングスでは今後約6カ月間、利用状況や得られたログデータ、TVRoll対応レコーダの販売動向などを検証・分析し、その結果を基に、ハードウエアの開発やポータルサイト運営など、事業化の可能性を検討するとしている。



(2011年 2月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]