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SHANLING、“トライブリッド”構成でフラッグシップに迫るイヤフォン
2025年9月12日 18:22
MUSINは、SHANLINGより、合計8基のドライバーを搭載し、フラッグシップクラスに迫る内部構成を採用したという“トライブリッド”イヤフォン「Regal」を、9月19日に発売する。カラーはGoldとGreenで、価格は99,495円。12日より予約を受け付けている。
「フラッグシップクラスに匹敵する、より歪のない滑らかなフルレンジリスニングによる新たなオーディオ体験をユーザーに伝えるために誕生した」という有線イヤフォン。
対向配置の10mm径ダイナミックドライバー×2基、カスタマイズBA(バランスド・アーマチュア)ドライバー×4基、マイクロプラナードライバー×2基を搭載した。この合計8ドライバーが低域、中域、高域のトライブリッド3ウェイデザインを確立し、内部構造を緻密に制御することで「揺らぎのないナチュラルなクロスオーバーを実現した」という。
ダイナミックドライバーは大型LCP(液晶ポリマー)コンポジット振動板を採用することで、より優れた周波数特性と「リラックスしたナチュラルサウンド」を実現。ムービングコイルユニット対向配置の磁界と干渉の課題をクリアし、余剰エネルギーの漏れを効果的に低減。低域性能を高め、中高域への干渉を抑制することで、純度の高い低域を実現した。
中域には、専任エンジニアが最適化したカスタムBAドライバーを搭載。「瑞々しいボーカルと、より豊かで繊細な中域再生を実現している」とする。
高域は2基のマイクロプラナーユニットが担当。軽量で高い剛性を誇る平面振動板により、振動板の面積がより大きく高周波の広がりに優れているという。また、他のドライバーユニットと比べて、平行に配置された磁場を採用したため、分割振動による影響が少なく、線形性が向上。
これにより「トランジェントレスポンスがより良好で、歪みが少なく分離性にも優れた、ナチュラルで透明感のある高域を実現」した。
イヤフォンにはチューニングスイッチをデュアルで搭載。楽曲やジャンルにあわせてスイッチを切り替えることで、最大4種類のサウンドモードを自由に切り替えられる。
- バランスモード(1/2:オフ) バランスが良く、オールマイティなサウンド
- ビューティフルモード(1/2:オン) 広大な音場で、クリアで見通しの良いサウンド
- ボーカルモード(1:オフ/2:オン) ボーカルが力強く、滑らかな中高域
- アンビエントモード(1:オン/2:オフ) 豊かな低域で、臨場感をプラス
再生周波数帯域は20Hz~40kHz、インピーダンスは16Ω@1kHz、感度は116±3dB@1kHz。
厳選した18芯線の銀メッキ銅線材を採用した、Litz撚り構造の8芯ケーブルが付属する。外部からのノイズ干渉を効果的に軽減し、伝送損失を最小限に抑えることで解像度にも優れた、クリアでバランスの取れたサウンドを実現している。
プラグは3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスプラグの交換式で、さまざまな出力デバイスに対応。イヤフォン側コネクタは、2pin/0.78mm仕様で、リケーブルにも対応する。