駒村商会、シュナイダーのデジタル一眼対応シネマレンズ

-EOS/マイクロフォーサーズに装着できる「シネ・ゼナー」


「Cine-Xenar 25mm T2.2」(左)と「Cine-Xenar 95mm T2」(右)

 駒村商会は、独シュナイダークロイツナッハ製のシネマレンズ「シネ・ゼナー」(Cine-Xenar)5モデルを2月21日に発売する。価格は各73万2,900円。

 また、「ホースマン」ブランドのマイクロフォーサーズ用マウントアダプタや、シネマレンズサポートシステムも同じく2月21日より発売する。ラインナップは下表の通り。


ブランド製品名価格
シネ・ゼナーCine-Xenar 25mm T2.273万2,900円
Cine-Xenar 35mm T2.1
Cine-Xenar 50mm T2
Cine-Xenar 75mm T2
Cine-Xenar 95mm T2
Cine-Xenar用 キヤノンマウント47,250円
ブランド製品名価格
(店頭予想価格)
ホースマンPLマウントアダプター
(マイクロフォーサーズ用)
オープンプライス
(4万5,000円~5万円前後)
レンズサポートオープンプライス
(4万円前後)


■ シュナイダークロイツナッハ「シネ・ゼナー」5製品

Cine-Xenar 95mm T2

 キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」や、2K4Kシネマカメラのイメージサークルをカバーするという単焦点レンズ。PLマウントを採用し、別売マウントアダプタによりキヤノンのEOSシリーズに装着可能。

 デジタルカメラで性能を発揮するというテレセントリック光学系を採用。最高18枚羽根の絞り機構により、優れたボケが表現できるという。また、内蔵ライトトラップと高性能コートによりフレアの補正を図っている。キャリブレーション済みのフォーカススケールも備える。

 全レンズが同じ外形寸法(104×184㎜/直径×全長)で、フォーカスやアイリスコントロールリングも同じ位置となっている。フィルタ径は102㎜。別売ハードケースとして6本用(12万6,000円)と1本用(6万900円)を用意する。

【主な仕様】

製品25mm T2.235mm T2.150mm T275mm T2 0.45m95mm T2
絞り2.2~162.1~162.0~16
最短撮影距離0.26m0.35m0.45m0.65m
全長184㎜
長さ
(マウント除く)
166㎜
直径104mm
重量2.31㎏2.2㎏1.93㎏1.97㎏2.15㎏


■ ホースマンのフォーサーズ用マウントアダプタなど

PLマウントアダプター(マイクロフォーサーズ用)

 「PLマウントアダプター(マイクロフォーサーズ用)」は、マイクロフォーサーズ規格に準拠した製品で、上記のシネ・ゼナーなどPLマウントレンズを、対応カメラに装着可能。

 「レンズサポート」は、19㎜径ロッドに装着し、シネレンズを支えることができる製品。なお、既発売の「TS-PROベースユニット」(8万1,900円)には19㎜径ロッドを備えており、レンズサポートと組み合わせてカメラのベースとして使用できる。

レンズサポートパナソニック「AG-AF105」にマウントアダプタを介して「Cine-Xenar 75mm T2」を装着。レンズサポートや、TS-PROベースユニットも組み合わせた例CP+でも参考展示されていた


(2011年 2月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]