NTTドコモ、Android 3.0/8.9型IPS液晶のLG製タブレット

-3D撮影も。モバイルシアター「Optimus Pad L-06C」


Optimus Pad L-06C

 NTTドコモは、Android 3.0搭載のLG製タブレット端末「Optimus Pad L-06C」を3月下旬より発売する。価格はオープンプライス。3月15日より事前予約を受け付ける。

 8.9型/1,280×768ドットのワイドXGA液晶を搭載したタブレットで、液晶パネルはIPS方式。OSはタブレットに最適化した最新のAndroid 3.0を搭載する。1GHzのデュアルコアCPU「NVIDIA Tegra2」を採用し、操作レスポンスを向上しており、YouTubeやGoogleマップ、Gmailなどのアプリケーションも大画面に最適化した。

 大型ディスプレイとともにステレオスピーカーを搭載。フルHD映像を楽しめる「モバイルシアター」として訴求する。動画配信サービス「BeeTV」や「スマートフォン動画」に対応。また、電子書籍サービス「2Dfacto」や「E★エブリスタ」に対応し、購入した電子書籍/雑誌などを楽しめる。

手に持ったところAndroid 3.0を搭載。写真のように立体的なUIを採用するなど、タブレットに最適化されているタッチキーの「戻る」などのアイコンも、従来のAndroid端末とは異なる絵柄になっている

 液晶側に200万画素(有効120万画素)のCMOSカメラを搭載し、Google Talkなどのビデオチャットが可能なほか、背面には2つの510万画素CMOSカメラ(有効500万画素)を搭載、フルHD動画撮影が可能なほか、3D動画撮影にも対応する。L-06Cのディスプレイは3D非対応だが、HDMIミニ端子から3Dテレビなどに3D映像を出力できる。

 3D動画撮影には専用アプリを使用し、サイドバイサイドの3gpp形式で保存。HDMI出力で、3D対応テレビを使って立体視ができるほか、本体液晶ではアナグリフ方式の3D表示に対応。別途赤青メガネを用意することで、本体のみでも3D立体視が可能になる。HDMI出力時にアナグリフ方式を選ぶこともできる。なお、静止画撮影は2Dのみ。

背面に2つのCMOSカメラを搭載。3D撮影が可能3D撮影/視聴には専用アプリを使用2D撮影時はフルHD記録に対応する

3D動画撮影時の画面3Dはサイドバイサイドで記録。ディスプレイが3D非対応のため、左右に並んだ形で表示されるアナグリフ方式に変換して表示

 ミュージックプレーヤー機能も搭載し、MP3の再生が可能。無線LANやBluetooth 3.0も搭載する。FOMAハイスピード(HSDPA 7.2Mbps/HSUPA5.7Mbps)、iモード.netモバイルモードやGPS、ドコモマーケット、spモードなどに対応する。

 6,400mAhの大容量バッテリを搭載し、連続待ち受け時間は3G約で900時間、GSMで約750時間。外形寸法は150×243×12.8~14.1mm(縦×横×厚み)、重量は約620g。別売で、HDMI出力などを備えたクレードルも販売予定。

オプションでクレードルも発売予定。写真のものは、実際の製品版とはデザインが異なるiPhone 3GS(右)と比較


(2011年 2月 24日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]