オンキヨー、DLNA/radiko対応のネットオーディオアンプ

-iPhone/iPodデジタル接続も可能な「TX-8050」


TX-8050(S)

 オンキヨーは、radikoやDLNAなどのネットワークオーディオに対応したステレオアンプ「TX-8050(S)」を4月21日に発売する。価格は58,800円。

 フルサイズのオーディオアンプで、ネットワーク音楽再生に注力したモデル。DLNA 1.5に対応し、LAN内のWindows 7 PCやLAN HDDの音楽が再生可能。24bit/96kHzの高音質ファイルもサポートする。また、対象地域ではインターネット経由で「radiko.jp」の聴取も可能。

 Ethernet端子を備えるほか、別売のUSB無線LANアダプタ「UWF-1」(オープンプライス/実売3,000円)を介した接続にも対応する。また、App Storeで配布されているiPhone/iPod touch用無線LANリモコンアプリ「Onkyo Remote」から選曲などの操作も行なえる。

 iPhone/iPodとのデジタル接続にも対応。前面のUSB端子とDockコネクタを接続することで、高品位な音楽再生が可能になる。また、USBメモリに収めたMP3/WMAなどの楽曲も再生できる。

背面

 光デジタル音声入力やサブウーファプリアウトを備え、テレビとの接続も想定。40局プリセット対応のFM/AMラジオチューナも備えている。

 アンプ出力は定格100W×2ch、最大130W×2ch(いずれも6Ω時)。独自のワイドレンジアンプ技術「WRAT」を搭載する。また、PLL方式によるジッタクリーナーも採用する。電源回路には、大容量EIトランスや8,200μFの電解コンデンサ2基を搭載する。

 ネットワークやUSBからの音楽信号処理には、TI「Aureus」の32bit DSPを使用。また、TI/バーブラウンの24bit/192kHz対応DACを搭載する。なお、TX-8050本体での入力対応は24bit/96kHzまでとなる。


付属リモコン

 筐体底面には、楕円状のプレスラインを設け、振動ノイズを抑制するオーバルシャーシを採用。フロントパネルは、制振性に優れた高剛性アルミ材を使用している。トーン回路をバイパスすることで信号経路を短縮するダイレクトモードや、音声信号経路の最短化によりノイズを抑えるPURE AUDIOモードも利用できる。

 入力端子は光デジタル×2、同軸デジタル×2、アナログ音声×6、PHONO×1。出力はアナログ音声×2と、2.1chプリアウト×1、Zone 2、ヘッドフォン。同社製品と連携できるRI端子なども備える。周波数特性は5Hz~100kHz。SN比は106dB、スピーカーの適応インピーダンスは4Ω~16Ω。外形寸法は435×328×149.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.7kg。リモコン「RC-816S」が付属する。



(2011年 4月 5日)

[AV Watch編集部 中林暁]