キヤノン、ビデオカメラ「HF M31/M32」に不具合

-ネジが熱くなり、低温やけどの可能性。対策実施


HF M32
 キヤノンは17日、ビデオカメラのiVIS「HF M31」、「HF M32」において、動画撮影中に製品のネジが熱くなり、低温やけどを起こす可能性があると発表した。無償で対策を行なう。

 これは、撮影中にビデオカメラ本体の温度が上昇するにともない、本体を正面から見た際の右側面にある、マイクとAV出力端子の間のネジに熱が伝わってしまうというもの。このネジに触れたまま長時間撮影を続けると、低温やけどを起こす可能性があるという。


マイクとAV出力端子の間のネジが熱くなるという
対策をほどこしたところ。ネジの頭に保護クッションを貼り付ける

 キヤノンでは、このネジに触れたまま長時間撮影しないよう呼びかけるとともに、ネジに直接触れないようにする対策を実施。ネジの頭に保護クッションを貼り付けるもので、製品の保証期間が過ぎていても無償で実施するという。

 希望者は同社ページのフォームから申込むと、宅配業者が引取り、対策作業完了後、返送される。所要期間は約1週間程度。申し込みの詳細は同社ページにて。



(2011年 5月 18日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]