ソニーのレコーダ操作アプリ「Chan-Toru」が進化

-新番組表、番組名編集、容量確認に対応


Chan-Toru Ver 3.0.0 beta(iOS版)

 ソニーは、スマートフォンやパソコンから同社BD/DVDレコーダの操作が可能なWebアプリ「Chan-Toru(チャントル)」をVer 3.0.0 betaにバージョンアップした。従来の番組表を新聞のテレビ欄形式に改めたほか、声で番組検索や録画予約を可能にする「Koe-Kara(コエカラ)」機能の対応機種を、国内向けXperiaシリーズ全機種に拡大している。

 Chan-Toruは、開発中のβ版アプリを公開する「体験空間」で提供している、BD/DVDレコーダ用のWebアプリ。無料で利用できるが、β版のためサポート対象外となる。iPhoneやdocomo、auからリリースされたXperiaシリーズ、Andorid 2.2以降のスマートフォンやiPadで利用できるほか、ChromeやSafariなどのWebkit(レンダリングエンジン)採用ブラウザを使用することでパソコンからの操作にも対応している。

新聞のテレビ欄形式になった番組表

 Ver 3.0.0では、番組表を新聞のテレビ欄形式で表示する機能が追加された(Android 2.1やiPhone 3G以前のOSでは従来通りのPC版テレビ王国を表示)。パソコンやタブレット向けには、大画面に適した新しいユーザーインターフェイスが採用されている。

 そのほか、8月に発売された「BDZ-AT750W」「BDZ-AT350S」の利用時には、録画タイトルの番組概要や詳細、ファイルサイズの閲覧機能が追加され、タイトルの編集やBDレコーダの残量確認も可能になった。放送中の番組の音声、字幕切替や設定値の画面表示にも対応。

 さらに、「Koe-Kara」機能の対応機種は、現行の国内向けのXperiaシリーズ全機種と、Android 2.2以上のスマートフォンに拡大させた。

 また、TwitterなどのOpenIDによるログインが可能になった。これにより「Chan-Toru」のユーザーアカウントを新たに作成することなく、サービスを利用できるようになる。設定項目は限定されるが「お試しモード」での利用も可能となった。

TwitterなどのOpenIDによるログインが可能iOS専用のランチャ「S-Entrance」にも機能追加パソコンでの表示も刷新された


(2011年 8月 9日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]