ソニー、動画投稿サービス向けPCマイクセット

-ボーカルマイク+USB BOX+スタンドで約3,500円


ボーカルマイクとスタンド、USBオーディオインターフェイスをセットにしている

 ソニーは、ニコニコ動画などの動画投稿サービスでの使用も想定した、USBオーディオ機能付のPC用エレクトレットコンデンサーマイク「ECM-PCV80U」を10月10日に発売する。価格は4,305円。

 さらに、「ECM-PCV80U」からUSBオーディオインターフェイスとマイク用スタンドを省いた「ECM-PCV40」も10月10日に発売。価格は3,255円。


ECM-PCV80Uのマイク部分

 「ニコニコ動画」などの動画等投稿サービスには、ユーザーが歌ったり、楽器を演奏したり、ラジオ番組のようなトークを行なうケースが多い。その際、ボーカルを自然な音で入力したいというニーズがあり、ボーカル用マイクを使用するユーザーもいる。

 通常のボーカルマイクはダイナミック型が多いが、PCとの接続を想定していない機種をPCのマイク入力に接続すると、入力される音が小さい。これを増幅するとノイズが多くなりやすく、マイク入力を備えたUSBオーディオインターフェイスの併用などが必要になる場合がある。

 「ECM-PCV80U」はボーカルマイクだが、PCに対応できるよう感度が高いエレクトレットコンデンサー方式を採用。さらに、マイク入力付のUSBオーディオインターフェイスと、マイクホルダーを同梱した動画投稿用の3点セットになっているのが特徴。なお、マイク自体の出力はXLRのキャノン端子であり、ステレオミニの端子をUSBオーディオインターフェイスのマイク入力に接続して使用する形となる。マイクはプラグインパワー方式。


エレクトレットコンデンサー方式を採用したマイク自体はXLRのキャノン接続XLRの反対側はステレオミニで、USBオーディオインターフェイスに接続する

 同梱するUSBオーディオインターフェイスは、マイク入力に加え、ステレオミニの音声出力も装備。ノイズ低減だけでなく、処理遅延も考慮に入れて設計されており、マイク入力された音をPCを介さずに出力端子から出す事が可能。スピーカーから聞こえるマイクの音の遅れを低減することで、「違和感なく快適に使える」(ソニー)という。

 なお、USBオーディオインターフェイスにはステレオミキサー機能は入っていない。そのため、例えばユーザーの声とゲームの音などを合わせて実況配信を行なう場合はステレオミキサー機能が必要になり、PCに同機能が入っている場合はUSBオーディオインターフェイスを使わずに、PCのマイク入力に直接マイクを接続する使い方になる。

付属のUSBオーディオインターフェイスマイク入力とステレオミニ出力を1系統備えている

 マイクケーブルは2m、USBオーデイオインターフェイスのケーブルは50cm。マイクの外形寸法は約43×160mm(最大径×長さ)、グリップ径は約21~40mm。重量はマイク(ケーブル含む)が約300g、スタンドも含めると約360g。USBオーディオユニットはケーブルを含めて約38g。


(2011年 9月 6日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]