ラステーム、光/USB入力搭載の小型デジタルアンプ

-24bit/192kHz対応。56,700円


RUA22A

 ラステーム・システムズは、16/24bit、44.1~192kHzの光/USB入力を備えた小型デジタルアンプ「RUA22A」を9月13日に発売した。価格は56,700円。

 入力は光デジタル(角形コネクタ)、USB Bタイプの各1系統。出力はスピーカー出力とヘッドホン出力(ステレオミニ)の各1系統。ライン出力は備えていない。スピーカーターミナルはYラグやバナナプラグ(φ4)に対応する。

 USB部はデジタルアイソレートされており、PC側ノイズの遮断処理がされている。Asynchronous(非同期)モードに対応したほか、高精度±0.5ppmのTCXO(温度補償型水晶発振器、常温偏差±1.0ppm)を実装することで、ジッターを抑制し、劣化のない音声データ処理を行なって音質を向上させているとしている。

 なお、USB入力の対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.6.3以降。Windows用の32/64bit対応専用ドライバが付属し、ASIO対応のほか、Vista/7 ではWASAPIも使用可能。電源は付属のACアダプタを使用する。

背面

 スピーカー出力は20W×2chで、インピーダンスは4Ω~8Ω。周波数特性は10Hz~20KHz(-0.5dB、2W時8Ω負荷)。SN比は100dB、ダイナミックレンジは100dB、全高調波歪率は0.03%以下(2W/8Ω)となっている。

 ヘッドホン出力(ステレオミニ)は最大80mW×2ch(32Ω)。インピーダンスは16Ω~250Ω、周波数特性は10Hz~40KHz(-0.2dB、50mW時16Ω負荷)、全高調波歪率が0.003%以下(50mW/32Ω)。ヘッドホン出力前段にD/Aコンバータを搭載し、カップリングコンデンサを使用せずに直接音声を伝達することで、明瞭な解像感を実現するという。

 96×96ドット有機ELディスプレイを搭載し、入力サンプリングレートや入出力のレベルメーター表示が可能。付属のWindows用ソフトウェアで他の画像表示にカスタマイズすることもできる。

 小型の筐体にはアルミ押し出し材を用い、振動が発生しにくい設計を採用したという。消費電力は最大45W。外形寸法は123×127×48mm(幅×奥行き×厚さ)、重量は約600g。ファームウェアアップデート/画像転送用のUSB端子も装備する。


(2011年 9月 13日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]