ローランド、動画編集ソフトやUSBコントローラのセット

-素材集も同梱、実売4万円の「ビデオキャンバス」


ビデオキャンバス DV-7Gの利用イメージ。写真左がコントローラの「EC-1」

 ローランドは、ハイビジョン動画編集ソフトと専用コントローラ、素材集をセットにした「ビデオキャンバス DV-7G」を10月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。対応OSはWindows Vista/7。

 初心者でも扱いやすいというインターフェイスの動画編集ソフトと、アナログ感覚で操作できるという専用コントローラ「EC-1」をパッケージ化。さらに、ロイヤリティフリーの映像/音楽素材もバンドルしたことで、趣味からビジネス用途まで幅広く活用できるとしている。DVDマニュアルも付属する。

 編集ソフト画面は、必要な操作を1つのウィンドウに集約。AVCHD/HDV/DVなどの映像取り込みから、シーン編集、出力まで直感的に行なえるという。メインウィンドウの下半分が編集パレットとなっており、シーンごとに映像素材が並ぶストーリーボードと、映像/音声/エフェクトなどの要素が一覧できるタイムラインを切り替えて表示できる。

 コントローラのEC-1は、パソコンとUSB 2.0で接続。再生/停止、早送り/巻き戻し、編集ポイントへの移動、マーカーの設定や削除、タイムライン表示のズーム、プレビューの全画面表示を、大型のボタンやジョグダイヤル、フェーダーで操作できる。USBオーディオインターフェイスとしても動作し、内蔵モノラルマイクを使ってナレーション録音も行なえる。

 24bit/48kHzに対応し、外部マイク入力(モノラル)やライン入力(ステレオ)も装備。外形寸法は187×200×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は900g。

 素材集として、アトリエビジョンのロイヤリティーフリー素材を標準添付。ハイビジョン動画120クリップ以上、静止画530枚以上、音楽/効果音190曲以上、その他イラストなど340データ以上が利用できる。テンプレートの「スタイルサンプル」も10種類用意する。

 さらに、アトリエビジョンのサイトから他の素材を追加購入することも可能。編集画面で「素材をダウンロード」ボタンを押すと、同社のビデオキャンバス専用ページにジャンプする。追加購入の料金はハイビジョン動画が315円、楽曲が210円。

 入力対応フォーマットは動画がDV、HDV、AVCHD、MotionJPEG(DVに変換)、静止画がJPEG、BMP、音声がWAV、MP3(WAVに変換)に対応。出力フォーマットはDV、MPEG-1/2 PS。



(2011年 9月 16日)

[AV Watch編集部 中林暁]