パナソニック、「DMC-GF3」とXレンズのセット

-電動ズームの14-42mmが付属。実売75,000円


新レンズキット「DMC-GF3X」。カラーは左上から右へW(シェルホワイト)、P(フェアリーピンク)、下段左からT(センシュアルブラウン)、K(エスプリブラック)

 パナソニックは、フルHDのAVCHD動画撮影に対応した、ミラーレスのデジタル一眼カメラ「DMC-GF3」に、電動ズーム機能を備えた「Xレンズ」の「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.」(H-PS14042)」をセットにした、新レンズキット「DMC-GF3X」を10月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75,000円前後。

 なお、ショッピングサイト「LUMIX CLUB」では各色20台ずつの限定モニター販売も実施する。入札制となっており、各色20人限定で入札下限価格は56,100円。応募締切は10月11日(火)13時。商品の到着は10月下旬以降が予定されている。詳細は専用ページにて。

 「DMC-GF3」は既に発売しており、Xレンズは8月に発表、10月13日に発売予定。そのレンズ発売と同時に、DMC-GF3とXレンズのレンズキットを新たに追加する。なお、レンズ単体の価格は49,875円。レンズキットのカラーバリエーションはW(シェルホワイト)、K(エスプリブラック)、T(センシュアルブラウン)、P(フェアリーピンク)。

 Xレンズの特徴は、電動ズーム機構を採用している事。レンズ鏡筒部(カメラ装着時の左側)に備えたレバーでズーム操作が行なえる。多段速ズームで、構図合わせのための細かいズーム調整が快適に行なえるほか、ズームレバーの採用により、手持ちの動画撮影時もズームリング操作時に比べて像ユレを低減できるとしている。

 液晶画面でズーム位置(焦点距離)を確認できる、「焦点距離表示」機能を備え、決められた各焦点距離まで自動でズームする、「ステップズーム」機能も装備。電源OFF時のズーム位置を覚え、次回使用時に同じ焦点距離から使い始められる「ズーム位置メモリー」機能や、電動ズームの速度を選択できる「ズーム速度」機能も用意。L/M/Hの3種類から選択できる。

 沈胴式で、“パンケーキ並み”とする長さ約26.8mm(鏡筒収納時)を実現。ズームは電動のみだが、電動フォーカスレバーも装備する。35mm換算の焦点距離は、28~84mm。独自技術のナノサーフェスコーティングによりゴーストやフレアを低減し、クリアで透明感のある質感描写を可能にするという。

 「DMC-GF3」は、マイクロフォーサーズ規格のマウントを採用した、レンズ交換式のデジタル一眼カメラ。4/3型、有効画素数1,210万画素のLive MOSを搭載し、フルHDのAVCHD動画撮影が可能。動画撮影中のフルタイムAFにも対応する。ファインダーを省き小型化しているのが特徴。


(2011年 9月 29日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]