mmbi、モバキャスで展開する放送局名を「NOTTV」に決定

-スマホ向け放送。Twitter連携やシフトタイム視聴


「CEATEC JAPAN 2011」の会場で発表会も開催された

 mmbiは4日、携帯端末向けV-Highマルチメディア放送「モバキャス」において、2012年4月に放送開始予定の放送局名を「NOTTV」(ノッティーヴィー)と発表。「CEATEC JAPAN 2011」の会場で発表会も開催した。

 既報の通り、ISDB-Tマルチメディアフォーラムは、2012年春に開始予定の携帯端末向けマルチメディア放送(V-High)のネーミングを「モバキャス」に決定。mmbiは、このモバキャスにソフト事業者(認定基幹放送事業者)として参入する予定で、現在認定を申請している。今回、その放送局名が「NOTTV」と発表された。


NOTTVのロゴマーク。「O」の部分がキャラクターになっている

 「NOTTV」は、「テレビにできないことをする。テレビを超えたテレビになる。」という放送局のコンセプトからつけられた名称で、「NOT+TV」から作られている。ロゴマークは「O」の部分がキャラクターになっており、キャラクターの口の部分はスマートフォンのディスプレイをイメージしているという。

 キャラクターの名前は「notty」(ノッティー)で、「よくわからないが、モンスター。習性は“たくらみ”。人を驚かすのが大好きで、いつでも、どこでも、何か面白いことはないかと目を光らさせているヤンチャもの」だという。


mmbiの二木治成代表取締役社長

 放送される番組の内容や料金体系などは、決定次第発表される。価格のイメージは「月額数百円程度」(mmbi二木治成代表取締役社長)とのことで、「基本は3ch構成で、プレミア料金のコンテンツも用意する」(二木氏)という。

 スマートフォンなどで受信できる放送になるため、通信機能も活用。リアルタイムの放送視聴だけでなく、あらかじめ番組を登録する事で、端末に番組が自動的に届き、好きなタイミングで視聴できる「シフトタイム視聴」機能も用意する。

 TwitterやfacebookといったSNSのタイムラインと放送が連動。番組に対してコメントし、それをシェアするサービスも予定されている。

 なお、番組はmmbi社内に制作部門を設けず、外部パートナーと作るオリジナル場組や、BSデジタル/110度CSデジタルからの調達などで構成する予定。映像番組だけでなく、雑誌や新聞、書籍、ゲームやアプリなどのデータも放送で届けられるという。

 発表会の質疑において、二木社長は会員獲得目標として、「初年度、100万会員を目指す」とした。


発表会は多数のモデルが参加する華やかなものとなった
モデルの高垣麗子さんも参加お笑い芸人のAMEMIYAさんも登場。NOTTVをアピールした

(2011年 10月 5日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]