三菱、NCV振動板のDIATONE車載サブウーファ

-小容量ボックスでも20Hzの低域再生が可能


SW-G50

 三菱電機は、DIATONEブランドの車載用サブウーファ「SW-G50」を2012年2月1日に発売。12月1日より受注を開始する。価格は84,000円。

 なお、12月3日~11日に東京ビッグサイトで行なわれる「第42回東京モーターショー2011」に出展される。

 カーボンナノチューブを配合した25cm径の「NCV振動板」と磁気回路で構成する、車内取付用のサブ―ファ。同じくNCV振動板を搭載した車載用2ウェイスピーカー「DS-G50」(発売中/ペア15万円)との組み合わせで、20Hz~80kHzの広帯域に渡り統一した音色を実現するという。

 ユニットは、伝搬速度と内部損失に優れたNCV振動板を、大型射出成型技術により25cmまで大口径化、超低音を実現した。


NCV振動板搭載スピーカーの周波数帯域

 また、21cm径のフェライトマグネットに低歪磁気回路を組み合わせることで17,000ガウス(1.7テスラ)の高磁束密度と低磁気歪みを両立。電磁制動力が向上し、歪みの少ない超低音を可能にした。電磁制動力向上に加え、振動板/ボイスコイルなどの振動系部品を78gに軽量化したことで、音の素早い立ち上がり/立ち下がりを実現したという。

 さらに、電磁制動力を大幅に増大して振動系を強力に制御することで、重量振動系を用いなくても10リットルの小容量スピーカーボックスで20Hzの超低音再生を可能とし、設置自由度も向上している。

 出力音圧レベルは90dB/W/m、定格入力は150W、瞬間最大入力は300W、インピーダンスは4Ω。外形寸法と重量は、ダイレクター無しの場合267×157mm(直径×高さ)、12kg、ダイレクターありで288×177mm(同)、12.5kg。



(2011年 11月 28日)

[AV Watch編集部 中林暁]