富士フイルム、スマホと無線連携可能なデジカメ

-写真をシェア。フルHD対応。20倍ズーム機も


FinePix Z1000EXRのピンクモデル

 富士フイルムは、デジタルカメラの新製品として、撮影した画像をスマートフォンや携帯電話に送信し、SNSでシェアできる「FinePix Z1000EXR」を2月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。カラーはピンク、ジェイドグリーン、シャンパンゴールド、ホワイト。

 さらに、コンパクトな筐体ながら、20倍のズームレンズを搭載した「FinePix F770EXR」も2月18日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は4万円前後。カラーによって発売日が異なり、ブラック、シャンパンゴールドが2月18日、レッドとホワイトが3月3日となる。


FinePix F770EXR。左からブラック、レッド、ホワイト



■FinePix Z1000EXR

 無線LAN機能を内蔵しており、連携用のアプリとしてiOS/Android用の「FUJIFILM Photo Receiver」を無償公開。このアプリをインストールしたスマートフォンやタブレットと、無線LANで接続。撮影した画像をデジカメからスマートフォンへ送信できる。送信した画像は、スマートフォン/タブレット側でSNSなどにアップロードできる。転送する画像は3Mサイズやフル画素を選択可能。

 赤外線通信機能「IrSimple/IrSS」にも対応しており、フィーチャーフォンなどへ画像を送信する事もできる。

シャンパンゴールドジェイドグリーンホワイト

 動画撮影にも対応。MPEG-4 AVC/H.264のMOV形式で、最高1,920×1,080ドット/30pの撮影が可能。1,280×720/640×480ドットの撮影も可能。音声はステレオ。動画撮影中の光学ズームも行なえる。

 撮像素子は独自のEXR CMOSで、1/2型、有効1,600万画素。ISO 3200以上で暗いシーンを撮影すると、発生しやすい画像ノイズを約30%低減したという。さらに、高感度で4枚の画像を連写し、重ね合わせることでブレを補正する「インテリジェントブレ防止」モードも使用可能。

 ボディ前面のレンズ脇に「自分撮りミラー」を搭載。自分撮りをする際に、ミラーに映った被写体の位置を確認できる。さらに、設定した人数の顔が認識されると自動的にシャッターが下りる「自分撮りタイマー」や、2人の顔が近づくとシャッターが下りる「恋するタイマー」など、自分撮りが簡単にできるのも特徴。

 レンズは35mm換算で、28~140mm相当/F3.9~4.9。フジノンの光学5倍ズームとなる。光学式(CMOSシフト方式)の手ブレ補正機能も装備。背面の液晶モニタは3.5型、約46万画素でタッチパネルタイプ。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCに対応。外形寸法は59.7×102.1×18.3mm(縦×横×厚さ)。バッテリとメモリーカードを含めた重量は約157g、本体のみでは約141g。



■FinePix F770EXR

シャンパンゴールド

 20倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。無線LAN機能は備えていないが、赤外線通信機能には対応する。

 撮像素子は1/2型 EXR CMOSで、有効1,600万画素。レンズは35mm換算で25~500mm/F3.5~5.3。超解像技術を組み合わせ、約40倍までのデジタルズームも可能。

 動画撮影にも対応。MPEG-4 AVC/H.264のMOV形式で、最高1,920×1,080ドット/30pの撮影が可能。1,280×720/640×480ドットの撮影も可能。音声はステレオ。動画撮影中の光学ズームも行なえる。

 GPSを内蔵。高感度のアンテナを採用することで、位置の測位時間が早くなり、消費電力を低減したという。さらに、カメラを向けた方向にある周囲のランドマークを、液晶モニタ上に、方向・距離情報と共に表示できる「ARランドマークナビ」機能も備えている。

 3D静止画撮影機能も搭載。画面上のガイドに沿って2枚の画像を撮影すると、3D静止画が生成される。多重露光機能も備えている。

 液晶モニターは3型で、46万画素。新たに「モニター晴天モード」を搭載し、晴れた屋外でも撮影画像を明るく鮮明に表示するという。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCに対応。外形寸法は63.3×105.1×36mm(縦×横×厚さ)。バッテリとメモリーカードを含めた重量は約234g、本体のみでは約213g。



(2012年 2月 1日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]