Avid、本格編集機能を搭載したiPad動画/静止画アプリ

-タッチ操作に最適化した「Avid Studio」。450円


Avid Studio

 米Avid Technologyは2日(現地時間)、iPad用の動画/静止画編集アプリ「Avid Studio」をApp Storeで発売した。価格は450円。対応機器はiOS 5.0以降のiPad。

 業務用の映像編集ソフトを手掛けるAvidが、コンシューマ向けに発売するiPadアプリ。同社の持つ高度な編集機能を使いやすいアプリに凝縮し、タッチスクリーンの利点を活かすようにデザインしたという。PC用のAvid Studioにもファイルを出力できるほか、YouTube/Facebookへのアップロードや、Eメール添付で共有することも可能。

 ストーリーボード上でクリップを整理して、タイムラインで編集可能。トランジションやエフェクト、オーディオトラックを追加できる。ガイド機能も備え、購入後すぐに使い始められるとしている。メニュー表記は日本語に対応している。

 高度な編集機能として、モンタージュテンプレートによるマルチレイヤーの3Dアニメや、タイトル作成、パン&ズームするスライドショー、フェード、ディゾルブ、モーションタイトル、PinP(子画面表示)なども可能。「Razor Blade」ツールを使ってクリップの後半をカットしたり、削除/入れ替えなども行なえる。オーディオトラックは、手持ちの音楽ファイルまたは付属のサウンドエフェクトから選択でき、長さやレベル、フェードイン/アウトの設定に対応する。

 アップルの「Camera Connection Kit」(別売)経由でカメラなど外部メディアから取り込んで編集可能なほか、アプリ内で動画/静止画をキャプチャすることもできる。ファイルはアルバム/イベント/人物などで分類して閲覧できる。

編集画面トリミングツールの画面Facebook/YouTubeなどへアップロードできる


(2012年 2月 3日)

[AV Watch編集部 中林暁]