キヤノン、デジタル一眼レフ「EOS-1D X」の発売を4月下旬に延期


EOS-1D X。EF50mmF1.2L USM装着時

 キヤノンは27日、デジタル一眼レフカメラ最上位モデル「EOS-1D X」の発売時期を、4月下旬に延期すると発表した。

 EOS-1D Xは、新開発の35mmフルサイズ/1,810万画素CMOSセンサーと、最新の映像エンジン「DIGIC 5+」を2基搭載したデジタル一眼レフカメラ。2011年10月の発表時は、2012年3月下旬発売としていたが、約1カ月の延期となる。発売延期の理由については「開発の遅延」としている。

 主な進化点として、常用ISO感度を51200まで拡大し、暗所撮影能力を大幅に向上させたほか、AF/AE性能も高速化。MPEG-4 AVC/H.264(MOV)のフルHDのビデオ撮影機能も強化され、録画後に1フレームごとの編集を可能にする「ALL-I」記録にも対応した。

 本体に合わせて、3月下旬~4月発売としていたアクセサリも4月下旬発売に延期された。該当するのは、GPSレシーバー「GP-E1」や、ワイヤレスファイルトランスミッタ「WFT-E6B」、バッテリーチャージャー「LC-E4N」、バッテリーパック「LP-E4N」、ワイドストラップ「L7」、フォーカシングスクリーン「Ec-CV」。

 なお、EOS-1D X本体とアクセサリの具体的な発売日については改めて告知される。



(2012年 2月 27日)

[AV Watch編集部 中林暁]