ソニー、NFCで簡単接続のBluetoothスピーカー2種
-スマホとワンタッチ接続。実売8,000円から
手のひらサイズの「SRS-BTV5」 |
ソニーは、NFCに対応したBluetoothスピーカー2機種を発表した。手のひらサイズの「SRS-BTV5」と、取っ手がついた「SRS-BTM8」で、発売日はどちらも10月20日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「SRS-BTV5」が8,000円前後、「SRS-BTM8」が1万円前後。
カラーバリエーションは、「SRS-BTV5」がブラック、ホワイト、ブルー、ビビッドピンク、ライトピンクの5色。「SRS-BTM8」はブラックとホワイトの2色。
取っ手がついた「SRS-BTM8」 | SRS-BTV5は5色のバリエーションを用意 | 発売中の球形スピーカー「RDP-NWV25」と比べたところ。親子のようなサイズ差がある |
IFA 2012の会場で行なわれたNFC機能のデモ |
両機種に共通する特徴は、Bluetoothのペアリングを行なう際に、NFC(近距離無線通信)が使用できること。NFC機能搭載のスマートフォンや、おサイフケータイ対応Androidスマートフォンなどを、スピーカーにかざすだけで、ペアリングや、切断、接続の切り替えが簡単にできる。ただし、この機能を利用する場合は、対応スマートフォンにNFC機能対応のアプリをインストールしておく必要がある。
ソニーではこの機能により、Bluetoothの設定メニューなどを操作せず、誰でも簡単にワイヤレス再生ができることをアピールしている。
■SRS-BTV5
重さ135g、直径65mmの小型スピーカー。野球のボールよりも若干軽く、テニスボールよりもわずかに小さいサイズで、上に向けてスピーカーユニットを搭載。上部のリフレクタで音を反射させる無指向性スピーカーとなっている。音を効率よく拡散させるのが特徴で、ソニーでは「サークルサウンドステージ」と名付けている。
出力は1.2Wのモノラルで、筺体には2.4mm厚のABS樹脂を採用。筐体の丸みや吸音材を活用し、不要な共振を排除する事で、クリアな音質を実現したという。
ブラックモデル | ボリュームボタンも本体に装備 | 底面 |
Bluetooth 3.0に準拠し、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応。コーデックはSBCのみサポートする。SCMS-Tにも対応し、ワンセグ音声の再生が可能。マイクを備え、ハンズフリー通話も行なえる。また、背後にステレオミニのアナログ入力も装備。Bluetooth非対応のプレーヤーとも接続できる。
ホワイトモデルを手に乗せたところ | メッシュ状のポーチを同梱。入れたまま音が出せる |
メッシュ状のポーチを同梱しており、リュックなどにぶら下げて、持ち運びながら音を出す事も可能。充電池を内蔵しており、5時間のワイヤレス再生ができる。充電はmicroUSB経由で行なう。
外形寸法は約65×67.6mm(直径×高さ)、充電池を含めた重量は約135g。
上部にNFCマークを装備 | マイクも備え、ハンズフリー通話も可能 | 背後にアナログ入力や充電用のUSB端子を装備 |
■SRS-BTM8
カラーはホワイトとブラック |
上部に取っ手を備え、持ち運びやすいデザインを採用。前述のモデルと同様、取っ手の部分にNFC対応のスマートフォンをかざせば、ワンタッチで接続できるのが特徴。筐体はバスレフ構造で、2W×2chのステレオスピーカーとなっている。
Bluetooth 3.0に準拠し、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応。SCMS-Tにも対応し、ワンセグ音声の再生が可能。マイクを備え、ハンズフリー通話も行なえる。対応コーデックはSBCのみ。また、背後にステレオミニのアナログ入力も装備。Bluetooth非対応のプレーヤーとも接続できる。
電源は単3電池4本か、ACアダプタでの動作が可能。アルカリ電池使用時の連続再生時間は約20時間。外形寸法は約245×88×185mm(幅×奥行き×高さ)、乾電池を含めた重量は約1,060g。
上部にNFCマークを装備。ここでスマートフォンとタッチする」 | マイクも備え、ハンズフリー通話も可能 |
(2012年 9月 10日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]