キヤノン、5D Mark IIIのHDMIスルー出力追加を予告

'13年4月より無償アップデート。AF機能改善も


5D Mark III

 キヤノンは24日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」で動画撮影時にHDMI出力を可能にするファームウェアアップデートを、2013年4月より無償で提供開始すると発表した。

 このアップデートは、プロの映像制作現場からの強い要望に応えたというもの。非圧縮映像(YCbCr 4:2:2、8bit)をHDMI出力し、外部レコーダなどに記録できるようになる。撮影中の映像を外部モニターに表示することも可能となり、効率的な動画編集やモニタリング作業が行なえるという。

 また、アップデートで静止画撮影時のAF機能も改善。従来、EOS 5D Mark IIIにエクステンダーを装着した場合は、使用できるレンズの開放絞り値はF5.6までとなっていたが、新たに開放絞り値がF8となるレンズにも対応。中央測距点でのAFを実現し、望遠レンズを使用してスポーツや風景など遠く離れた被写体を撮影する際に威力を発揮するとしている。


(2012年 10月 25日)