オーエス、4K投写対応のスクリーン「MultiPix 4K」

8K対応も可能な幕面処理。高反射率で大画面も明るく


MultiPix 4Kの電動タイプ

 オーエスプラスeは、フルHDだけでなく、4Kなどの高解像度プロジェクタにも適しているというスクリーン「MultiPix 4K」を11月15日に発売する。電動タイプと張込型を用意し、価格はサイズによって異なる。電動スクリーンの価格例として、120型相当の「MS2-126」は115万5,000円、160型相当の「MS2-161」は147万円、180型相当の「MS2-184」は168万円となる。

 4Kの高解像度を楽しむために、100型を超える大画面のスクリーンを使う場合、サイズが大きくなるほど光量が必要になる。そこで、「MultiPix 4K」はゲイン1.35という高反射率を実現。同時に、幕面の一部が強く明るくなるホットスポット現象も低減。小さな単位で幕面処理を行なう事で、モアレも生じさせないという。同社では「将来的な8Kにも対応可能な幕面処理技術」としている。


「MultiPix 4K」の表面

 表面は反射型パールタイプ。CIE(国際照明委員会)が規定する光源の規格「D65」の色温度を、忠実に再現できるという。

 また、スクリーンリサーチの独自レイヤー技術を採用。表面のレイヤーには光の反射性能を持たせ、背面レイヤーは均一な色再現と反射特性を実現。この2層構造とすることで、堅牢性と生地特性の劣化も抑えられるという。



(2012年 11月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]