エーディテクノ、IPSパネル採用の7型外部モニタ

デジタル一眼などと併用。3G SDI装備モデルも


CL76SDI

 エーディテクノは、デジタル一眼カメラやビデオカメラでの利用を想定し、IPSパネルを採用した7型フィールドモニタ「CL76SDI」、「CL76HOX」を11月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3G SDI入出力も備えた「CL76SDI」が13万円前後、「CL76HOX」が7万円前後。

 販売中の「マルチ入出力端子搭載デジタル一眼レフ・ビデオカメラ用液晶モニター」(CL76HO)をベースに、液晶パネルをIPS液晶に置き換える事で、400cd/m2の高輝度、800:1のコントラスト、上下左右170度の高視野角を実現したモデル。パネル解像度は1,280×800ドット。

 映像入出力として、HDMI、コンポーネント(Y.Pb.Pr/BNC)、ビデオ(BNC)を各1系統装備。さらに、「CL76SDI」は3G SDI入出力端子も装備した、放送業界向け製品となっている。

 電源は付属のACアダプタに加え、デジタル一眼やデジタルビデオカメラ用バッテリを取り付ける事も可能。業務用機器と同様に、XLRのキャノンコネクタで給電する事もできる。

 EOS 5D Mark IIとHDMI接続した際に、余分なエリアや黒縁部分を自動認識し、表示しない「オート DSLR スケーリング機能」を搭載。表示方法は「フルスクリーン」、「16:9」、「3:2」から選択できる。

 ピント合わせの補助機能として、ピントの合ったエッジ部分を赤色ラインで表示する「ピーキング機能」、露出レベルを色分布で可視化する「フォールスカラー機能」、露出オーバーやアンダーでの白トビや黒つぶれエリアを警告する「クリップガイド」、その警告表示を行なう任意の輝度値(IRE値)を設定できる「ルマ アンダー(オーバー)警告機能」も搭載する。

 さらに、本体背面にLEDライトで、液晶画面の上下左右にもタリーランプを装備する(現在、そのカメラが放送などに使われている事を示すライト)。

 消費電力は17W。外形寸法は、187.5×34.5×142mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重量は、CL76SDIが550g、CL76HOXが540g。サンシェードやプロテクトケース、シューマウントアダプタなどを同梱する。



(2012年 11月 14日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]