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ケンウッド、FLAC対応などカーオーディオ5機種

音楽ファイル再生特化で8,400円。スピーカーも

下から時計回りにU585BT、U383BT、U585BT、U585SD、U383MS

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのカーオーディオ2013年モデルとして、1DINセンターユニット4モデル、2DINセンターユニット1モデルを1月より順次発売する。価格は8,400円~25,200円。

 また、カーオーディオの2013年ラインナップも発表。カスタムスピーカー8モデルのほか、チューンナップツイータとチューンナップサブウーファ、インナーブラケットモデル、パワーアンプを2月より順次発売。価格は5,775円~52,500円。

仕様モデル名価格発売時期
1DINセンターユニット
MP3/WMA/AAC/WAV対応
CD/USB/SD/Bluetoothレシーバ
U585BT25,200円3月
MP3/WMA/AAC/WAV対応
CD/USB/SDレシーバ
U585SD17,850円3月
MP3/WMA/AAC対応
CD/USB/Bluetoothレシーバ
U383BT17,850円1月
MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC対応
USBレシーバ
U383MS8,400円2月
2DINセンターユニット
MP3/WMA/AAC/WAV対応
CD/USBレシーバ
DPX-U51017,850円2月
仕様モデル名価格発売時期
セパレートカスタムフィットスピーカー“XSシリーズ”
17cmウーファ
25mmソフトドームツイータ
KFC-XS170038,850円2月
16cmウーファ
25mmソフトドームツイータ
KFC-XS160037,800円2月
セパレートカスタムフィットスピーカー“SSシリーズ”
17cmウーファ
25mmチタニウムハードドームツイータ
KFC-SS170027,300円2月
16cmウーファ
25mmチタニウムハードドームツイータ
KFC-SS160026,250円2月
同軸カスタムフィットスピーカー“RSシリーズ”
17cmウーファ
25mmPEIバランスドドームツイータ
KFC-RS1717,875円2月
16cmウーファ
25mmPEIバランスドドームツイータ
KFC-RS1617,350円2月
12cmウーファ
25mmPEIバランスドドームツイータ
KFC-RS1217,350円2月
10cmウーファ
25mmPEIバランスドドームツイータ
KFC-RS1016,825円2月
仕様モデル名価格発売時期
チューンアップツイータ
25mmチタニウムハードドームツイータKFC-ST100010,500円2月
チューンアップサブウーファ
サブウーファKSC-SW1121,000円2月
インナーブラケット
スバル車用スピーカー
インナーブラケット
SKX-400S5,775円2月
パワーアンプ
4チャンネルパワーアンプXR400-452,500円3月



カーオーディオ

 8,400円と低価格な「U383MS」は、CDなどを省き、USBメモリなどに保存した音楽ファイルの再生に特化させたモデル。再生対応フォーマットはMP3/WMA/AAC/WAVに加え、FLACもサポート。16bit/48kHzまでのデータに対応している。

 全モデルがiPhone/iPodやAndroidスマートフォンに対応。iPhone/iPodとは、別売のケーブル「KCA-iP102」で接続。カーオーディオから再生制御したり、iPhone/iPadから制御する「APP & iPodコントロールハンドモード」も利用可能。USBからの1A出力にも対応し、iPhone 4/4Sの急速充電もできる。また、iPhone/iPod内の音楽を、簡単に検索できる「Music Search機能」も利用可能。

 Android向けに、独自の音楽アプリ「KENWOOD Music Control」(無料)を用意。スマートフォンに収録した音楽を、ジャンル別やアーティスト別などで検索し、再生できる。接続には、各Androidスマートフォン付属のUSB接続ケーブルを使用する。

 さらに、PC向けのオーディオファイルの編集ソフト「KENWOOD Music Editor Light」も無償提供。SDカードやUSBデバイスに収録したオーディオファイルに、アルバム名やタイトル名、アーティスト名などのデータベースを手軽に付加できる。

 全モデルAM/FMラジオも搭載。好きな放送局を、AM/FMをまたいで、まとめて登録できる「Mixed Preset Memory機能」も用意。各ソースで変わる音量レベルを調整する「ボリュームオフセット機能」や、高音質再生技術のSupremeも利用可能。搭載アンプは50W×4chのMOS-FETアンプとなる。

 「U585BT」と「U585SD」は、フロントとリアにUSB端子を備え、2台のUSB機器を同時に使用可能。SDカードスロットも備え、SDカードに保存した音楽ファイルも再生可能。

 「U585BT」はDSPを搭載し、車内形状などの環境に最適なタイムアライメントや、スピーカーの位置に合わせたクロスオーバーなどによる音質設定が可能。イコライザや8種類のエフェクト機能も利用できる。

 「DPX-U510」は、トヨタ/ダイハツ車への取り付けに対応する、200mm専用エスカッションを同梱。フロントパネルにVA方式の液晶ディスプレイも採用している。

 型番に「BT」がつくモデルは、Bluetoothユニットを搭載。対応スマートフォンなどと連携し、音楽再生やハンズフリー通話がワイヤレスで行なえる。



車載スピーカー

 セパレートタイプで、音質を追求した「XS」シリーズ2モデルと、パワフルなサウンドが特徴の「SS」シリーズ2モデル、同軸タイプの「RS」シリーズ4モデルをラインナップしている。

上段左からKFC-XS1700、KFC-SS1700、KFC-RS171。下段左からKSC-SW11、XR400-4

 2ウェイのXSシリーズは、磁気回路の形状を最適化して歪みを低減。振動板各部分からの音波が中央付近でぶつかり合って起きる位相とレスポンスの乱れを低減する「スムースウェーブイコライザー」や、エッジに2つの径の異なるカーブを持たせることで、振動板の動きを改善する「スムースエモーションエッジ」なども採用している。

 2ウェイのSSシリーズは、ファインチューニングを繰り返し、振動系のウエイトバランスを最適化。エッジロールの厚みを変化させることで振幅量を均一にし、歪みを低減する「リニア・バランスドエッジ」や、磁気回路の磁束の流れをスムーズにし、ボイスコイル振幅時の歪みを低減する「T字型ボールピース」も採用する。

 同軸2ウェイのRSシリーズは、振動板素材に高性能カーボンファイバーとマイカを配合し、表面にはダイヤモンドアレイパターンを配置。軽量かつ高剛性の振動板を実現している。

 チューンアップツィータ「KFC-ST1000」は、ダイレクトフィットマウントブラケットの形状を変更し、トヨタ、ホンダ、三菱車に加え、新たに日産車の純正ツィータ位置への取り付けに対応。アングルマウント時の角度幅を-8~+27度とし、下側への角度調整幅も拡大させている。

 チューンアップサブウーファ 「KSC-SW11」は、シート下にも設置可能な、高さ70mmのコンパクト設計が特徴。200×120mmのトラック型振動板を採用し、最大出力150WのMOS-FETパワーアンプを内蔵。バリアブルローパスフィルタ、フェイズ切り替え、ボリュームコントロールを片手で操作できる有線リモコンも備えている。



スピーカーインナーブラケットとパワーアンプ

 「SKX-400S」は、スバル車用スピーカーインナーブラケット。ブラケット下部に傾斜をつけることで、音像の定位や音質が改善するという。

 パワーアンプの「XR400-4」は、35mmの薄型ながら、クラスDで定格75W×4ch(4Ω)、100W×4ch(2Ω)の出力が可能。Bi-AMP接続に対応する連続可変クロスオーバー機能を持ち、Ach、Bchごとに入力感度調整が可能。

(山崎健太郎)