ニュース

ケンウッド、スマホ連携対応/大型ディスプレイの車載CDレシーバ

U393

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのカーオーディオ新製品として、iPhone/Androidスマートフォンなどの音楽再生も可能なCDレシーバ「U393」と「U393R」を12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11,800円前後。両モデルの違いはイルミネーションのカラーで、「U393」はブルー、「U393R」はレッド。それ以外の仕様は共通。

 1DINサイズの車載CD/USBレシーバ。AM/FMラジオも搭載する。別売ケーブル「KCA-iP102」を使ってiPhone/iPodと接続し、レシーバ側またはiPhone側から再生や選曲などの操作が可能。iPhone/iPodの充電も行なえる。再生ソースをiPhone/iPodにワンボタンで切り替える「iPod」キーも備える。対応機種はiPhone 3G/3GS/4/4S/5と第1~5世代iPod touch、iPod classic、第3~7世代iPod nano、iPod classic。

 Androidスマートフォンの音楽も再生可能で、スマホに付属するケーブルでレシーバと接続。Google Playで無償公開されているアプリ「KENWOOD Music Control」を利用して、スマホ内の音楽をジャンル別/アーティスト別などで検索して再生できる。対応OSはAndroid 2.2以降で、マスストレージクラス対応機種。

 USBメモリなどの楽曲も再生可能で、USBメモリに収録したファイルにデータベースを付加して管理できるWindows用ソフト「KENWOOD Music Editor Light」にも対応。再生時にフォルダの階層別に選ぶ必要がなく、アルバム名やアーティスト名からダイレクトに選曲できる。

 楽曲検索用の「ミュージックサーチ機能」は、「アルファベットサーチ」と「スキップサーチ」の2つを用意。「アルファベットサーチ機能」はiPhone/iPodに収録されている曲名やアーティスト名といったキーワードの先頭1~3文字(英数文字)を入力して検索できる機能。「スキップサーチ」は、iPhone/iPodや「KENWOOD Music Control」をインストールしたAndroidスマホ、または「KENWOOD Music Editor Light」でデータベースを付加したファイルを収録したUSB機器に収録されたファイルやリストを本体に表示させ、スクロールしながら検索できるもの。スキップの設定値は0.5%、1%、5%、10%の割合から選択できる。USB機器の楽曲検索時にフォルダ単位で進む/戻る操作が行なえるフォルダアップ/ダウンキーも備える。

U393R

 ディスプレイには液晶の表示管を使用。表示面積を従来モデル「U383/U383R」比で193%に拡大し、13桁表示を実現した(U383/U383Rは11桁)。

 音楽CDのほか、MP3/WMA/WAVを収録したディスクも再生可能。前面にAUX入力も装備する。CDとAUX接続など、各ソースで変わる音量レベルを自動調整する「ボリュームオフセット機能」も備え、ソースを切り換えても、ほぼ同じ音量で聴けるという。

 アンプは最大出力50W×4chのMOS-FET。新機能として、圧縮音源でカットされた高音域を補完し、立ち上がり成分を復元する「SOUND RECONSTRUCTION」も搭載。明るくリズミカルで、リアリティある音を再現するという。iPhone/iPod音源にも適用できる。

 8種類のイコライザカーブを設定した「dBイコライザー」を利用できるほか、高/中/低域の各レベルを17段階(-8~+8)で調整可能。走行中、ロードノイズなどでかき消されやすい小さな音や低音を補強する「ドライブイコライザー」や、3段階で低音を調整できる「バスブースト機能」、小音量時にかき消されやすい低音と高音を増強する「LOUDNESS機能」も装備する。

(中林暁)