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ソニー、タッチ操作対応で3波チューナ搭載「VAIO L」
24型液晶一体型。PC起動せずTV視聴。nasne連携も
(2013/1/29 12:43)
ソニーは、PCのVAIO春モデルとして、5シリーズ18機種を発売した。この中で、デジタルチューナを搭載したモデルは、デスクトップ型のLシリーズ3機種のみとなり、発売日は2月9日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は上位モデル「SVL24139CJB」が24万円前後、「SVL24138CJW・B」が21万円前後、「SVL24136CJWI・B」が17万円前後。
なお、その他のノートPCにはチューナは搭載されていないが、3波チューナを内蔵した、別売のSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)製ネットワークレコーダ「nasne」と接続し、デジタル放送の録画や視聴、VAIOを使ってのDVD/BDダビング、VAIOのHDD/SSDへのコピーなどが可能なVAIO専用アプリ「VAIO TV with nasne」を用意している。ノートPCに関しては、僚誌PC Watchを参照のこと。
デスクトップのLシリーズ
いずれも24型ディスプレイ一体型で、3機種をラインナップ。ディスプレイは解像度1,920×1,080ドット、LEDバックライトを採用。高視野角や低反射を実現したという「VAIOディスプレイプラス」となる。
搭載OSはWindows 8 64bit版で、上位2機種の「SVL24139CJB」と「SVL24138CJW・B」はタッチパネルタイプの液晶を採用。タッチで操作できるWindows 8の新しいUIが活用できる。
上位モデルの「SVL24139CJB」のみ、3D表示にも対応。グラスレス3D対応で、フェイストラッキング機能で視聴している人に合わせた3D表示を行なう(複数人での3D視聴には非対応)。2Dコンテンツの3D変換表示も可能。
全モデル、チューナは地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×2を搭載。通常の視聴や録画に使うPCアプリ「Giga Pocket Digital」用のチューナと、PCを起動せずに使える「スグつくTV」用の地上デジタルチューナを合計した数で、内訳は「Giga Pocket Digital」用が地上/BS/110度CSデジタル×2、「スグつくTV」が地デジ×1。Giga Pocket Digitalでは2番組の同時録画や、2番組同時の長時間録画が可能。録画番組の編集、ウォークマンやPlayStation Vitaなどへの書き出しも行える。
「スグつくTV」ではPCを立ち上げずに、素早いテレビ視聴が可能。別売の外付けHDDを接続すれば、PCを起動しないまま、番組録画も可能。ただし、長時間録画には対応しない。Giga Pocket Digitalも内蔵HDD、USB外付けHDDへの録画が可能だが、Giga Pocket DigitalとスグつくTVで、外付けHDDは個別に必要となる。
なお、デスクトップモデルでも、前述のnasne用連携アプリ「VAIO TV with nasne」は利用できる。
超解像技術も採用した、BRAVIA用の高画質エンジン「X-Reality」を搭載。HDMI入出力端子も備えており、VAIOをモニタとして、PCの電源を入れずにPlayStation 3などのゲーム機が利用可能。3D対応モデルであれば、3Dゲームもプレイできる。
アンプの「S-Master」や、スピーカーの音響特性を補正する「CLEAR PHASE」、立体感を出す「S-FORCE Front Surround 3D」などを搭載。6W×2chスピーカーと、8Wのサブウーファも搭載する。
動画編集ソフトの「Movie Studio Platinum 12」も搭載。3D映像の編集にも対応している。Microsoft Office Home and Business 2013や、Adobe Photoshop Elements 11、Photoshop Lightroom 4、Premiere Elements 11なども用意している。
スペックは、「SVL24139CJB」と「SVL24138CJW・B」がCPU Core i7 3630QM(2.40GHz)、メモリ8GB、HDDは約3TB。「SVL24136CJWI・B」はCore i5 3230M(2.60GHz)で、メモリ4GB、HDDは約2TB。