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ユキム、ELAC「400 LINE」センタースピーカー「CC400」

CC400

 ユキムは、独ELACのスピーカー「400 LINE」のセンタースピーカー「CC400」を5月13日より発売する。価格は294,000円。仕上げはハイグロス・ブラックとハイグロス・ウォールナット。

 トールボーイの「FS407」、ブックシェルフの「BS403」などのELAC 400 LINE用センタースピーカーとして追加。400 LINE共通の新設計ツィータ「JET V」1基と、150mm径ウーファを各2基搭載する。

 JET Vは、バッフル面全てをアルミダイキャスト製とし、開口部も4ギャップデザインとなり、放射特性を改善。表面からネジを無くしている。振動板の素材は従来のJET IIIと同じカプトンだが、アルミ電極パターンをより細く改良し、振動板面積を20%拡大。振動板を保持する機構を改良し、面積の拡大に合わせて磁気回路もより強力にした。この結果、共振周波数を低く抑え、可聴レンジから遠ざけたという。

 ウーファユニット「AS XR CONE」は、クルトミューラー製のセルロースパルプ/アルミのハイブリッド振動板を採用。バッフル面はアルミダイキャストで、裏側に続くバスケットまでを一体成型として強度を高めている。底面のプレートに向けてバスレフポートを設けた「ボトム・エミッション・テクノロジー」の採用も400 LINEで共通化している。

 ネットワークもシンプル化。400 LINE共通の「マッシブ・マウンティング・プレート」を搭載している。スピーカーターミナルは、シングルワイヤ設計で、バイワイヤ接続には対応しない。バイワイヤ接続の利用率が低いことや、バイワイヤで実力を発揮するためには、アンプの能力や適切なスピーカーケーブルなどの条件が揃う必要があることなどから、あえてシングルワイヤ専用設計としている。これは400 LINE共通の考え方となる。

 周波数特性は32Hz~50kHz、クロスオーバー周波数は450/2,400Hz、入力は定格120W/最大160W、能率は86dB、インピーダンスは4Ω。外形寸法は650×314×204mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14kg。

(臼田勤哉)