ニュース

エーディテクノ、SDI-HDMI変換など小型コンバータ5機種

SDI→HDMI変換対応の1000SH

 エーディテクノは、韓国Digital Forecastの映像/音声変換、分配、延長製品「Bridge」シリーズの新モデルとして、SDI-HDMIコンバータ「1000SH」、HDMI/DVI-SDIコンバータ「1000HH」、SDI-コンポジット/HDMIコンバータ「1000SHA」、アナログ-SDIコンバータ「1000AH」、小型のアップ/ダウン/クロスSDIコンバータ「M_UD」の5機種を、7月26日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は各モデルで異なり、4万円~7万円程度。

 いずれもコンパクトな筐体が特徴。コストも抑え、テレビ局やCATV、ホール、スタジオ、スタジアム、医療機関や行政機関など、映像出力機器と表示機器の設置場所が離れた場所や、映像・音声の長距離伝送が必要な環境などでの使用を想定している。

モデル名機能店頭予想価格
1000SHSDI→HDMI変換4万円前後
1000HHHDMI/DVI→SDI変換4万円前後
1000SHASDI→コンポジット/HDMI変換7万円前後
1000AHアナログ→SDI変換7万円前後
M_UDアップ/ダウン/クロスSDI変換7万円前後

SDI-HDMIコンバータ「1000SH」

 SDI信号をHDMIに変換するミニコンバータ。SDI(BNC)の入力を1系統、出力はHDMI、SDI(BNC)を各1系統装備する。HDMI入力を備えたテレビやプロジェクタと、SDI機器を接続できるほか、HDMIとSDIの同時出力も可能。信号変換時の音声と映像信号のズレを補正するリクロック機能も備えている。入力電圧はDC5~24Vに対応し、付属のACアダプタだけでなく、USB経由で様々な機器から給電できる。外形寸法は106×96×25mm(縦×横×厚さ)で、165g。

HDMI/DVI-SDIコンバータ「1000HH」

HDMI/DVI-SDIコンバータ「1000HH」

 HDMI/DVI信号をSDIに変換するコンバータ。入力端子はHDMI、DVI-I、アナログ音声(ステレオミニ)を各1系統搭載。出力はSDI(BNC)×2を搭載する。

 長距離伝送できるSDIの特徴を活かし、PCやスマートフォンから出力された映像・音声を、SDIに変換して長距離伝送。離れた場所の業務用プロジェクタやスイッチャーなどに伝送できる。HDMI/DVIの入力選択は本体のディップスイッチで行なう。外形寸法は105×94×25mm(縦×横×厚さ)で、重量は165g。

SDI-コンポジット/HDMIコンバータ「1000SHA」

SDI-コンポジット/HDMIコンバータ「1000SHA」

 SDI信号をコンポジット/HDMIに変換するコンバータ。アナログ入力のみに対応したモニタなどで、SDI信号の映像が確認できる。

 入力端子はSDI(BNC)を1系統、出力はHDMI、SDI(BNC)、コンポジット、アナログ音声(RCA)、AES/EBU(BNC)を各1系統搭載。SDI/HDMI/コンポジットの3端子同時出力も可能。HDMI出力では1080/50i/60iに変換するスケーリング機能も搭載。コンポジット出力はNTSCに対応する。外形寸法は126×100×25mm(縦×横×厚さ)で、重量は210g。

アナログ-SDIコンバータ「1000AH」

アナログ-SDIコンバータ「1000AH」

 アナログのコンポジット、コンポーネント、アナログ音声(RCA)入力を備え、出力はSDI(BNC)×2、HDMI×1を搭載したコンバータ。撮影機材がアナログ出力のみに対応している場合でも、SDI入力を備えた業務用モニタやスイッチャー、プロジェクタなどと接続できる。

 入力されたアナログ信号を、480i/720p/1080i/1080pへ変換するアップコンバート機能も搭載。出力のSDIとHDMIは同時出力が可能。入力電圧はDC7~24Vに対応し、付属のACアダプタ以外にも、様々な機器から電源供給できる。外形寸法は105×94×25mm(縦×横×厚さ)で、165g。

アップ/ダウン/クロスSDIコンバータ「M_UD」

アップ/ダウン/クロスSDIコンバータ「M_UD」

 外形寸法68×59.2×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量95gのコンパクトなアップ/ダウン/クロスコンバート対応コンバータ。入力はSDI(BNC)×1と、アナログ音声(ステレオミニ)を搭載。出力はSDI(BNC)、コンポジット(3.5mmミニ)、アナログ音声(ステレオミニ)を各1系統搭載。

 本体ディップスイッチでSD/720p/1080i/1080pへの変換が設定可能。画角設定もフル/14:9/ピラー(レター)/カットから選択できる。

(山崎健太郎)