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エーディテクノ、マルチレート対応のSDI分配器2機種

伝送距離を延伸するイコライザ・リクロック機能搭載

Bridgeシリーズ「1000SD」

 エーディテクノは、韓国Digital Forecastの映像/音声変換、分配、延長製品「Bridge」シリーズより、マルチレート対応のSDI分配器2機種を10月31日に発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、1入力6出力の「1000SD」が30,000円前後、4入力4出力でセレクタボタン搭載の「1000SDA」が60,000円前後。

 SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)規格準拠のSD/HD/3G-SDIマルチレートに対応し、複数のデバイスに同一SDI/DVB-ASI信号を出力するSDI分配器。端子はすべてBNC端子。2機種共通の機能として、イコライザ・リクロック機能を搭載しており、伝送中に起きる信号の減衰を復元し、ジッタを取り除くことで、3G-SDIで最大60m、HD-SDIで最大100mまでの伝送が可能となる。対応SDI規格は下表の通り。

規格フォーマット
SMPTE 125MNTSC(480i 59.94)、PAL(576i 50)
SMPTE 296M720p(60/59.94/50)
SMPTE 274M/292M1080i(60/59.94/50)、1080p(30/29.97/25/24/23.98)
SMPTE 424M1080p(60/59.94) 3G
SMPTE 425M(レベルAのみ)
1000SDの使用イメージ

 「1000SD」は、1入力6出力のSDI分配器。最大6台まで同時に出力可能。入力電圧はDC7~24Vに対応。最大消費電力は6W。突起物を除いた外形寸法は106×96×25mm(縦×横×厚さ)、重量は195g。ACアダプタが付属する。

 「1000SDA」は、4入力4出力のセレクタ分配器。最大4台の撮影機器から伝送されたSDI信号を本体のボタンで切り替えて、同一の映像/音声を最大4台までのモニタに出力できる。入力電圧はDC7~24V。最大消費電力は5W。突起物を除いた外形寸法は106×96×30mm(縦×横×厚さ)、重量は225g。ACアダプタが付属する。

Bridgeシリーズ「1000SDA」
1000SDAの使用イメージ

(一條徹)