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エーディテクノ、実売2万円で1入力3出力の小型SDI分配器

Bridge M_DA

 エーディテクノは、韓国Digital Forecastの映像/音声変換、分配、延長製品「Bridge」シリーズの新モデルとして、低価格かつコンパクトなマルチレート対応のSDI分配器「M_DA」を11月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。

 外形寸法68×59.2×20mm、重量約95gのコンパクトなSDI分配器。BNC端子を1入力3出力備えており、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)規格準拠のSD/HD/3G-SDIマルチレートに対応。複数のデバイスに同一信号を同時出力できる。

 イコライザ・リクロック機能も搭載し、伝送中に起きる信号の減衰を復元し、ジッタを取り除くことで、3G-SDIで最大60m、HD-SDIで最大100mまでの伝送も可能としている。

Bridge M_DA

 入力電圧はDC5~24Vに対応し、付属のACアダプタだけでなく、USB経由で様々な機器から電源供給が可能。サイズの小ささを活かし、撮影機材や表示機器にマウントする事も可能。

 撮影現場から送られてきた映像・音声を、モニタリングルームに設置した複数のモニタへ一斉表示したり、異なる場所に配置したモニタへ同じ映像を表示するといった使い方ができ、テレビ局、CATV、ネット動画配信、映像編集現場やスタジアム、医療・行政機関などへの採用を想定している。

 11月13日~15日まで、千葉県の幕張メッセで開催されるInterBEE 2013において、展示・紹介を行なうという。

(山崎健太郎/一條徹)